ぽかぽか陽気のこの頃。やっと春がきたなあーーーと実感。桜の花が今や遅しと、開花を急いでいる。猫の「もこ君」が、ソファーでうたた寝だ。仰向けになって、四つ足を天井に向けている。「贅沢なやつだ。そこをどきなさい」と、追い払うのも気が引けた。

そんな春の日曜日。僕は残務整理を片つけて、パソコンのスイッチを入れた。ニュースを見たが、これと言って感動するものなし。相変わらず世の中は不透明で、どこへ向かっているのか定かには読めない。綾小路君麻呂さんの漫談を思い出す。いつも、車の中で聞いているから、かなり、暗記してしまった。「我が息子にどんな嫁が来るのか、先が読め(嫁)ない」。まさに、そんな感じだ。

僕もこの陽気に誘われて、ついうたた寝をしてしまった。いやあーーーー昼間寝ると、夜が眠れないんだよなー。酔っぱらって午前様の時はすぐ寝込んでしまうのだが、素面の夜はそういかない。そんな時の解消法として、昔は羊さんが一頭、二頭・・・・と数えるのが定番だった。何度も実践したが、途中まで数えて、何頭だったか分からなくなり、最初に逆戻り。これがいけないんだよなーーーーー。かえって、気が散り、ますます睡眠が困難に。

てなわけで、羊を数えることは止めた。このごろ、やっている事と言えば、宇宙の事を考えることである。宇宙ーーー、この膨大な宇宙。我々はどこからやってきて、どこへ去っていこうとしているのか?。これもずばり、読めない。なんでも、彗星が生命をもたらしたという説がある。さもありなんと思う。しからば、宇宙はどうやって創成したのか?。ビッグバンが生じ、刹那の刹那の時間で、宇宙ができあがったと言われている。それじゃああ、ビッグバンの前は何だ?。無か?。何もないところからどうして、星が誕生するんだ?。謎は深まるばかり。

思うに、「無」のとらえ方が間違っているのだろう。無から有が生じることが実験で確かめられている。と言うことは、頭の中で考えている無とは違った無があるのかもしれない。宇宙創生の謎を解き明かすことができれば、ノーベル賞は間違いなしだ。ノーベル賞のも一つ上の賞を作っても良い。ノーベル宇宙賞だ。

宇宙が創成され、どんどん膨張しているそうな。ただ、無限の膨張を食い止める働きとして、ブラックホールがあるそうだ。ブラックホールが、いずれ、宇宙の膨張を食い止め、収縮に向かう。ついには、宇宙創成時の原点にまで戻ってしまう。また、無が支配し、再びビッグバンが起こる。宇宙は想像もつかない時の流れの中で、これを繰り返しているのだろうか?。
こういう事を考えていると、分からないから、ついには寝てしまおうと言うことになる。鼻提灯だけが、膨張と収縮を繰り返すことになる。

今、とても興味を持っていることがある。それは「反物質」の存在だ。物質は原子でできている。原子は原子核と電子。原子核には陽子と中性子がある。人間も、石ころも、木も、すべて、原子でできているから、物質である。電子はマイナスの電荷を持ち、陽子はプラスの電荷を持っている。その反対の電荷をもっている物質があってもよい。中性子は電荷を持たないが、反中性子があるという。それらが「反物質」らしい。

反物質の存在は確かめられているそうだが、銀河系の中では、反物質の量は少ないという。違った銀河系の中では、反物質だけの星もあるかもしれない。なんでも、物質と反物質が出会うと、一瞬にして消滅し、莫大なエネルギーが放出されるそうだ。これじゃあ反物質とふれあうのも大変だ。

想像するのはただ。ロハである。ひょっとすれば反銀河系、反太陽系、反地球があって、反僕が存在しているかもしれない。宇宙ネットを使って僕たちが会話できるかもしれない。僕が物質で、君が反物質。僕たちは出会うことはできないが声を聞くことぐらいは許されるだろう。僕が「愛しているぜー」と叫ぶと、反僕は、「物質のおまえなんか愛していない」と答えるかもしれない。「おやおや、反物質は心まで反対なのか?」と疑いたくなる。良かったぜ。銀河系は物質で充満していて。

僕もいずれ、宇宙空間に原子として散らばることになる。願わくば、再びビッグバンによって、新たなる銀河系で物質としての僕が存在して欲しいものだ。そう願ってやまない。ただ、時間がかかりすぎる。宇宙の謎は本当は身近なところにヒントがあるように思える。まだ、誰も気がついていないだけのこと。僕は眠れない夜にそのヒントを見つけたい。今、ふと思ったが、そのヒントは、僕が知らぬ間に行っている鼻提灯の膨張と収縮のなかにあるかもしれない?。どうやってそれを確かめるんだーーーーー。おっと、睡魔が襲った。おやすみ。

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