連日の雨。五月の雨は良い。青葉若葉に雨のしずくが、きらきらと光っている。そんな光景を目にすると、生きているという実感がこみ上げてくる。日々に老いていく僕の肌も、みずみずしい赤子の肌のように、若返ったようにさえ感じる今日この頃。
両天秤に乗っかっているぼくの仕事も一応、山を越え、本日は五月最後の土曜日。静かな朝を迎えた。月末近くになり、ふっと、頭をよぎるのは、「パートさんへの給料の手当は大丈夫だったっけ?」と言うこと。底を突きはじめた預金通帳が気になるが、今月はずいぶんと頑張ったから、何とかなりそうだ。山の神からよく言われる。「あんた、社交を減らし、もっと仕事に専念すればいいじゃない。遊び過ぎよ!」。ごもっともでございます。とはいえ、僕から仕事と社交を除いたら、いったい何が残るというのか?。僕は馬車馬ではない。仕事と社交が両天秤に乗っかり、シーソーみたいに揺れ動いているから、人生が面白いわけだ。どうぞ分かってくんなまし。
猫の「もこ」君が、今、裏玄関のドアを足で器用にこじ開け、やってきた。土足でぬけぬけとやってくる猫が、ぼくは嫌いである。先方もそれを知ってか知らずか、ぼくの顔を見るなり、別室へ急ぎ足で退散した。現金な奴め。
先日も、まだ完成したばかりの部屋に入り、廊下の柱で爪を研ぎ始めた。僕は「こらーーーー」と叫び、げんこつを振りかざした。その行為がいまだ、猫の脳裏に焼き付いているのだろう。山の神が「そんなに怒らなくても」と制止した。確かに猫には猫の言い分があるのだろう。「せっせと爪を研いで、外敵からご主人様をお守りしているんですよ」と言われれば、こちとらも悪い気はしないが、本能的に生きる猫に、そんな優しさがあるわけでもあるまい。
昨夜は隣県にいる高校時代の友人から電話があった。六月に遊びに来るという。一人は都会と故郷の田舎を行き来している画家。も一人は、離婚して、財産分与の資金で開業した歯医者。共通点は故郷に母をかかえた長男達。僕は次男でよかったぜ。他の共通点は、真面目だが、それぞれにプライドが高く変わり者。その点は僕も例外ではないが。過去、何度も集まっては、思い出話に花を咲かせている。飽きないものだ。多分、人生における意義あることの一つが、良き友人達との触れあいであると、皆、思っているからなんだろう。何はなくとも竹馬の友。僕も今から楽しみにしている。
両天秤に乗っかっているぼくの仕事も一応、山を越え、本日は五月最後の土曜日。静かな朝を迎えた。月末近くになり、ふっと、頭をよぎるのは、「パートさんへの給料の手当は大丈夫だったっけ?」と言うこと。底を突きはじめた預金通帳が気になるが、今月はずいぶんと頑張ったから、何とかなりそうだ。山の神からよく言われる。「あんた、社交を減らし、もっと仕事に専念すればいいじゃない。遊び過ぎよ!」。ごもっともでございます。とはいえ、僕から仕事と社交を除いたら、いったい何が残るというのか?。僕は馬車馬ではない。仕事と社交が両天秤に乗っかり、シーソーみたいに揺れ動いているから、人生が面白いわけだ。どうぞ分かってくんなまし。
猫の「もこ」君が、今、裏玄関のドアを足で器用にこじ開け、やってきた。土足でぬけぬけとやってくる猫が、ぼくは嫌いである。先方もそれを知ってか知らずか、ぼくの顔を見るなり、別室へ急ぎ足で退散した。現金な奴め。
先日も、まだ完成したばかりの部屋に入り、廊下の柱で爪を研ぎ始めた。僕は「こらーーーー」と叫び、げんこつを振りかざした。その行為がいまだ、猫の脳裏に焼き付いているのだろう。山の神が「そんなに怒らなくても」と制止した。確かに猫には猫の言い分があるのだろう。「せっせと爪を研いで、外敵からご主人様をお守りしているんですよ」と言われれば、こちとらも悪い気はしないが、本能的に生きる猫に、そんな優しさがあるわけでもあるまい。
昨夜は隣県にいる高校時代の友人から電話があった。六月に遊びに来るという。一人は都会と故郷の田舎を行き来している画家。も一人は、離婚して、財産分与の資金で開業した歯医者。共通点は故郷に母をかかえた長男達。僕は次男でよかったぜ。他の共通点は、真面目だが、それぞれにプライドが高く変わり者。その点は僕も例外ではないが。過去、何度も集まっては、思い出話に花を咲かせている。飽きないものだ。多分、人生における意義あることの一つが、良き友人達との触れあいであると、皆、思っているからなんだろう。何はなくとも竹馬の友。僕も今から楽しみにしている。
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