人生はやはり塞翁が馬か?。
2006年7月9日 日常七月の目標を立ててから、早一週間が過ぎた。月日は決して裏切ることはないが、僕の目標はどうだろう?。仕事への邁進?。これはあまりに順調で、日曜日のつい先ほどまで仕事に没頭。おかげで、明日以降が楽になりそうだ。僕自身をほめてやりたいところだが、あまんまの種だから、ほめることもないか。
ボスへの最後の病気見舞いから十日以上がたつ。何の音沙汰もないということは、回復に向かっているか、さもなくば一進一退の状況なのかもしれない。正直なところ、様子伺いに赴きたいところだが、僕が行くと、きまって元気を出すから困るのだ。見舞いに行った後、容体が急変したことが数回あった。僕は疫病神なのか?。ついそう思いたくなる。
見舞いは嬉しいに違いないが、そのうれしさが異常な興奮を呼び覚ます。病人にとってこの興奮は好ましい場合もあるが、いつもそうとは限らない。かえって、病状を悪化させることもあるのだろう。やせ細り、痛々しい注射跡の手を握りながら、僕はいつも声をかけた。「大丈夫。大丈夫。まだくたばってはなりませんよ。心配ない。心配ない」と。そう言うと、ボスは目に涙を浮かべながら、枕から頭をもたげようとする。「そのまま。そなおまま」と言って。僕はそっとベッドから去る。こういう状況には、あまり遭遇したくない。従って、今の僕はボスのことがを思い出しては立ち消え、思い出しては立ち消えの状態にある。
そんな中、クライアントを紹介してもらっている、さる先生から麻雀の誘いを受けた。目下、痛い二連敗を喫している。さる先生は今、絶好調の域にいる。僕は本来、賭け事は好きではないが、麻雀は例外である。これも、人間関係を保つ社交の一つであると認識している。さしたる用事もなく、先生の誘いにのった。後の二人は先生のクライアントで、僕も顔見知り。何の屈託もない。「さあいくでーーーー」と意気込んだ。
序盤は不調。中盤になって好機が訪れた。大三元をてんぱったのだ。一か八かの勝負で、ドラをきってリーチ。このドラ切りリーチが運命の分かれ目。見事通過。僕は「そーーーーっ」と胸をなで下ろした。後は振込みか、つもるだけ。二・三巡流れ、「わおーーーーつ」、「撥」をつもって大三元。皆さん目を丸くしてびっくり。ご祝儀をいただいて、僕はほくほく。序盤の失点をカバーして、そのまま後半へなだれ込んだ。そつなくまとめ上げて、締めましてはプラスで幕を閉じた。夕方6時から始めて終わったのが午前2時過ぎ。
山の神より、「えらい遅いわね!!」とテル有り。「うん、もうすぐだから」となだめて。家路へ急いだ。天の岩戸は当然のこと、堅く閉ざされていた。今日は合い鍵持参ではない。ひょっとすればと、秘密の隠し場所を覗いたら、な・な・なんと、合い鍵がちょこんと座っていた。後は忍び足でベッドへもぐりこんだ。
朝、起きると開口一番、「どうだったの?」と山の神からの質問。「いやああ、昨日は、大勝利だったよ」と言うと、山の神は「ふん」と不満げ。「勝つたら、また誘われるでしょ」と言いたいのだろう。確かにそれはある。まあ、しかし、すべては 時の流れるままだ。
今日の格言。「人生はやはり塞翁が馬だぜ」。いつも良いことばかりではない。気を引き締めてかからなくちゃ。
ボスへの最後の病気見舞いから十日以上がたつ。何の音沙汰もないということは、回復に向かっているか、さもなくば一進一退の状況なのかもしれない。正直なところ、様子伺いに赴きたいところだが、僕が行くと、きまって元気を出すから困るのだ。見舞いに行った後、容体が急変したことが数回あった。僕は疫病神なのか?。ついそう思いたくなる。
見舞いは嬉しいに違いないが、そのうれしさが異常な興奮を呼び覚ます。病人にとってこの興奮は好ましい場合もあるが、いつもそうとは限らない。かえって、病状を悪化させることもあるのだろう。やせ細り、痛々しい注射跡の手を握りながら、僕はいつも声をかけた。「大丈夫。大丈夫。まだくたばってはなりませんよ。心配ない。心配ない」と。そう言うと、ボスは目に涙を浮かべながら、枕から頭をもたげようとする。「そのまま。そなおまま」と言って。僕はそっとベッドから去る。こういう状況には、あまり遭遇したくない。従って、今の僕はボスのことがを思い出しては立ち消え、思い出しては立ち消えの状態にある。
そんな中、クライアントを紹介してもらっている、さる先生から麻雀の誘いを受けた。目下、痛い二連敗を喫している。さる先生は今、絶好調の域にいる。僕は本来、賭け事は好きではないが、麻雀は例外である。これも、人間関係を保つ社交の一つであると認識している。さしたる用事もなく、先生の誘いにのった。後の二人は先生のクライアントで、僕も顔見知り。何の屈託もない。「さあいくでーーーー」と意気込んだ。
序盤は不調。中盤になって好機が訪れた。大三元をてんぱったのだ。一か八かの勝負で、ドラをきってリーチ。このドラ切りリーチが運命の分かれ目。見事通過。僕は「そーーーーっ」と胸をなで下ろした。後は振込みか、つもるだけ。二・三巡流れ、「わおーーーーつ」、「撥」をつもって大三元。皆さん目を丸くしてびっくり。ご祝儀をいただいて、僕はほくほく。序盤の失点をカバーして、そのまま後半へなだれ込んだ。そつなくまとめ上げて、締めましてはプラスで幕を閉じた。夕方6時から始めて終わったのが午前2時過ぎ。
山の神より、「えらい遅いわね!!」とテル有り。「うん、もうすぐだから」となだめて。家路へ急いだ。天の岩戸は当然のこと、堅く閉ざされていた。今日は合い鍵持参ではない。ひょっとすればと、秘密の隠し場所を覗いたら、な・な・なんと、合い鍵がちょこんと座っていた。後は忍び足でベッドへもぐりこんだ。
朝、起きると開口一番、「どうだったの?」と山の神からの質問。「いやああ、昨日は、大勝利だったよ」と言うと、山の神は「ふん」と不満げ。「勝つたら、また誘われるでしょ」と言いたいのだろう。確かにそれはある。まあ、しかし、すべては 時の流れるままだ。
今日の格言。「人生はやはり塞翁が馬だぜ」。いつも良いことばかりではない。気を引き締めてかからなくちゃ。
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