「冥王星」は好きな惑星だった。

以前からささやかれていた天文ニュースが飛び込んできた。冥王星が太陽系の9番惑星の地位から脱落。「オーノー。悲しいぜ」とはちっとも思っていないが、「冥王星」という惑星は名前が好きだった。なんだか神秘的で闇の女王を思わせる雰囲気がある。

となると、8惑星か!!。「水金地火木土天海(すいきんちかもくどてんかい)」。冥王星が抜けて海王星まで。そうかいと言ってもだじゃれにもならないが、昔、試験対策で惑星の順番を覚えたものだ。

僕にとっての関心事は、惑星の数よりも生命体存在の有無である。残念ながら、この8惑星の中で、生命体が存在しているのは地球だけかもしれない。太陽系外惑星の中には生命存在の可能性は大いにあるとは思うが、いまだ定かではない。となると、地球は生命体をはぐくんだ希なる星なのだ。

「人、いずくより来たり。いずくへか去る。すなわちこの心より来たり、この心へ去る」。いかにも仏教的な言葉だ。「この心」とは大自然、宇宙のことだろう。僕たち生命体は宇宙から生じ、宇宙へ帰って行くわけだ。

無限とも言える神秘的な宇宙。孫悟空が大千世界を走って戻ってきたが、よく見るとお釈迦様の手の中だったという話は有名である。子供心に「へー不思議だなー」と思っていた。

昨今、広大な宇宙の解明に向けて人間の英知が果敢に挑戦している。人間は取るに足らないちっぽけな存在であるが、「ピリリ」と辛い。その人間の飽くなき努力が、幾多の宇宙の神秘を解明してきた。ただ、「宇宙を解明したぞ」と思っても、まだ宇宙のほんの入り口と言うことだろう。広大なるかな宇宙・・・無限なるかな宇宙・・・・・である。

宇宙の話をし出したらきりがない。取りもなおさず、太陽系の惑星が一つ減ったと言うことはめでたくもあり、めでたくもなしだ。ぼくも及ばずながら宇宙の構成員の一人として、遠くもない将来に宇宙塵となり宇宙解明の一助となれば幸いである。

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