冥王星からブラックホールへ。

最近、冥王星が太陽系惑星から格下げになったことで、学会へ抗議が殺到しているそうだ。遠い宇宙での話、かつ、星自体は存在しているわけだから、僕にとって、それほどの衝撃はなかった。ただ、人によっては我が子を亡くしたと同じくらいの思いがあるのだろう。闇の女王ーーー冥王星はそれくらい魅力がある星なのかもしれない。

宇宙の話になるときりがない。今、僕に関心があることは、地球外生命体の存在と、ブラックホールのことである。地球外生命体は必ず存在していると信じている。願わくば、僕の生存中に発見されて欲しいものだ。もし僕が選ばれし者であったならば(仏やキリストならばともかく、あり得ないことではあるが)、一発返事で地球外生命体との遭遇に応じるだろう。相手がタコのような八本足の女性だったら、恐らくは格好の餌として、がんじがらめに締められて、飲み込まれてしまうかもしれない。それでも後悔ない。(あり得ないからそう言っているだけでは?。確かにそのとおりです)。

地球外生命体はこのくらいにして、もう一つの関心事。ブラックホールだ。何でも吸い込んで、二度とそこから出られないと言われている。これじゃあ、あまりにも悲しい。僕は眠れない夜、このブラックホールや宇宙のことを考えながら眠ることにしている。いつのまにか爆睡だ。果たしてブラックホールに吸い込まれると、本当に脱出不可能なんだろうか?。

川端康成さんの「雪国」という小説に、「トンネルをくぐると、そこは雪国だった」という有名なくだりがある。ブラックホールと比較するのはどうかと思うが、考えることは自由だ。ブラックホールは新たな宇宙への入り口であると考えられないだろうか?。ブラックホールをくぐると、そこは新宇宙だった。こういう事にはならないのだろうか?

宇宙にどれだけの数のブラックホールがあるか知らないが、その数だけの、まだ見ぬ新しい宇宙が存在している。新しい宇宙は現在の宇宙と似ているかもしれない。あるいは全く別のもの。どちらでも良い。それほどに宇宙は神秘で不可解なもの。

この宇宙の創造主は一体誰なんだろう?。ある先生が言っていた。「サムシング・グレート」、何か偉大なるもの。まさに神、大自然である。その創造主が秘密の扉を作った。それがブラックホールである。僕もくぐってみたいぜ。僕の体は一瞬のうちに消滅し、心さえ残らないかもしれない。いや、残って欲しい。この心で新しい宇宙を見たい。

まあ、この想像も絵に描いた餅みたいなもので、到底、食える代物ではない。食えないが、僕たちはすでに秋の門をくぐった。その出口が何であるのかはまだ分からない。必ずしも「冬に決まっている」ということもないだろう。良い出口であることを願って生きたいものだ。

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