山の神を慕っている猫の「モコ嬢」が、獲物をとらえてきた。突然、「キャーー」という悲鳴が。別室にいた僕は何事かと思えば、な、なんと、「モコ嬢」が小蛇を捕らえてきて、居間ででテレビを見ていた山の神の足もとへ「ポン」と置いたのだ。これには山の神もびっくりだ。
おもむろに僕が登場したが、蛇と雷は生来の苦手。僕は、「わあーーーつ」と叫び、柱の陰へ。「あんた、何してんのよ」と、山の神は眉をつりあげ。山の神の指示で、おそるおそる、ほうきを差し出すと、器用に蛇にかぶせ、床をこすりながら外へ運んだ。「モコ嬢」はその様子を、目を白黒させながら観察。「情けない飼い主だぜ」と思ったに違いない。
「モコ嬢」にしてみれば、いつもおまんまを頂戴している山の神への恩返しのつもりだろう。と、同時に、立派に成長した野生の本能を褒めてもらいたかったのだろう。「分かるぜーーー」その気持ちと言いたいところだが、なにせ、相手は蛇君だ。
蛇君騒動は、最近二回目の出来事。いずれも、同じ局面を演出した。僕の臆病風はすっかり定着だ。「モコ嬢」の蛇君以外の実績としては、ゴキブリ君、クモ君、蝉君等がある。
朝、起きてみると、台所や廊下に虫の死骸が、あちこちに転がっている。いわずもがな、「モコ嬢」の格闘のあとである。こんな場合は、「よくやった」と褒めてやりたいと思い、頭をなでようとすると、すっと身をかわす。
日頃、おまんまを与えない僕は、信用がないというわけか?。都合の良いときだけ、おべっかを遣う僕の心を見透かしているようだ。仕方がない。「モコ嬢」のことは山の神に任せておこう。
今朝、ある県で子供を襲った熊が射殺された場面をテレビで見た。どうも、こういう場面を見るのは嫌である。鯨のような熊の巨体が、あわれに横たわっている姿は痛ましい。熊は人間の天敵というわけでまあるまい。自然環境の変化が熊を平地へかり出している。猿の場合もそうだろう。すべては「おまんま」の存在が問題である。「おまんま」を減少させたのは人間の責任。熊や猿に責任はないだろう。かといって、彼らに人間の生活の糧を侵されたら、これまた困る。いかに共存共栄を図るかが、今後の大きな問題だろう。
出かける時間がやって来た。この件については後日、また触れよう。今日の格言だ。「一寸の虫にも五分の魂。すべからく共存共栄をはかるべきである」
おもむろに僕が登場したが、蛇と雷は生来の苦手。僕は、「わあーーーつ」と叫び、柱の陰へ。「あんた、何してんのよ」と、山の神は眉をつりあげ。山の神の指示で、おそるおそる、ほうきを差し出すと、器用に蛇にかぶせ、床をこすりながら外へ運んだ。「モコ嬢」はその様子を、目を白黒させながら観察。「情けない飼い主だぜ」と思ったに違いない。
「モコ嬢」にしてみれば、いつもおまんまを頂戴している山の神への恩返しのつもりだろう。と、同時に、立派に成長した野生の本能を褒めてもらいたかったのだろう。「分かるぜーーー」その気持ちと言いたいところだが、なにせ、相手は蛇君だ。
蛇君騒動は、最近二回目の出来事。いずれも、同じ局面を演出した。僕の臆病風はすっかり定着だ。「モコ嬢」の蛇君以外の実績としては、ゴキブリ君、クモ君、蝉君等がある。
朝、起きてみると、台所や廊下に虫の死骸が、あちこちに転がっている。いわずもがな、「モコ嬢」の格闘のあとである。こんな場合は、「よくやった」と褒めてやりたいと思い、頭をなでようとすると、すっと身をかわす。
日頃、おまんまを与えない僕は、信用がないというわけか?。都合の良いときだけ、おべっかを遣う僕の心を見透かしているようだ。仕方がない。「モコ嬢」のことは山の神に任せておこう。
今朝、ある県で子供を襲った熊が射殺された場面をテレビで見た。どうも、こういう場面を見るのは嫌である。鯨のような熊の巨体が、あわれに横たわっている姿は痛ましい。熊は人間の天敵というわけでまあるまい。自然環境の変化が熊を平地へかり出している。猿の場合もそうだろう。すべては「おまんま」の存在が問題である。「おまんま」を減少させたのは人間の責任。熊や猿に責任はないだろう。かといって、彼らに人間の生活の糧を侵されたら、これまた困る。いかに共存共栄を図るかが、今後の大きな問題だろう。
出かける時間がやって来た。この件については後日、また触れよう。今日の格言だ。「一寸の虫にも五分の魂。すべからく共存共栄をはかるべきである」
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