どこかおかしい「気象・気性・起床」

昨夜は、突然襲ってきた雨風と雷の爆音で目を覚まされた。まさか、竜巻でも発生したのではと、おそるおそる二階の窓から外を眺めた。断続的に稲光が走り、あられのような雨が窓を打つ。家屋が揺れているのか僕が揺れているのか、ふらふらっと目眩を感じた。夕方までは何ともなかったのに、この急激な天気の変化はいったい何なのか?。

僕は柱にもたれ、しばらく外を観察することにした。雷は横光りだから、落ちる心配はなさそうだ。それにしても、この風雨の強さは台風なみである。先日の台風を思い出した。せっかく瓦の修理が出来たのに、大丈夫だろうかと?一瞬気になった。

ふっと、山の神の方を見やった。女性とはたいしたものだ。かかる事態でも、高いびきで爆睡だ。おまけに、眉間にしわを寄せ寝苦しそうな顔をしていた。今朝、寝ぼけ眼で山の神へ、そのことを告げると、「あんたはもっとすごい形相をしているわよ」と切り替えされた。「そうだよなーー、自分のことはわからないしなーーー」と言い、僕は目をこすった。

何分が経過したのだろう。雷鳴は次第に遠ざかり雨足も弱くなった。ちょっと安心し、僕はベッドへ戻った。当然、すぐには寝付かれない。この自然現象についてあれこれと考えた。考えてもどうすることも出来ない。雷鳴の静まりが僕に船を漕がせたようだ。

かくして今朝を迎えたわけだ。明るくなった外を見やったが、何事もなかったかのように自然はたたずんでいた。瓦が落ちている様子もない。木々もそれなりに息をしていた。昨夜の出来事はいったい何だったのか?。おかしいぜ。気象、気性、起床。

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