相変わらずいそがしい毎日だ。いつまでも、正月は立ち止まってはくれない。「働けーーー、働けーー」と尻を押される。「はいよ。はいよ」と僕も動きはしているが、なにせ、パートの事務員さんが昨年、退職したので、今は何でも一人でやらなくてはならない。書類作成はもちろんのこと、コピーから、製本から、はさみで「ちょきちょき」から、糊付けから、電話の応対から、ゴミ出しから、はたまた来客のお茶の接待まで・・・・・。

まあ、こういうことは嫌いではない。なんでも一通りをこなせなくてはプロとは言えないからだ。考えてみれば今まで、随分と楽をしていた僕が見える。ただ、長期的にこの状態が続くことは好ましくないだろう。いずれ、僕の手にあまる時期がやってくるのが目に見えている。その時は、あらたなる手だてを講じなくてはなるまい。

パートさんで思い出した。ついさっきテレビをかいま見たら、パートさんや契約社員と呼ばれる人たちの労働と賃金について、アンケートの結果が出ていた。パートさんや契約社員の人たちは会社の正社員と変わらないくらいに責任ある仕事をしているのに、賃金ベースが低いと、不満を持っている人が50%以上もいるそうだ。

「なるほど」とうなずける面と、「そうかなーーー?」と否定的に思える両面について考えてみた。うなずける面は、今パートさんたちの労働力は日本経済を支える重要な担い手であるということだ。と、同時にパート労働は豊かな生活を維持するための強力な手段になっているということである。確かに地位向上と賃金ベースの見直しが求められても、おかしくはないだろう。

別の面から考えてみよう。わたくしは古い人間でございます。僕が考えていたパートという仕事に対する認識は、機械化や電化の恩恵にあずかり、余った時間を、旦那の扶養に入る程度の収入で働きたいという、そいう人たちがする仕事のことと思っていた。今はそうでなくなったのだろうか?。ささやかに働いていたパートさんたちの姿がなつかしくさえ思える。「あんた甘いよ・・」という声が聞こえる。

確かに、配偶者特別控除が廃止になり、扶養控除さえ、なくなりはしまいかと不安におののく今日この頃、安給料の旦那の扶養に入るよりは「がばっ」と稼いで、ローンの支払いに一部あてて、残りは旅行でもして楽しくいきやしょうと、考えている主婦の人たちが増えてきたのかもしれない。税金は払っても、大事なのはいかに可処分所得を増やすかだぜ・・・。そいうことなんだろう。あな、おそろしや。その背景にあるものはいったいなんだろうか?。

北極や南極の氷が、後、40〜50年もすれば溶けてなくなり、地球は崩壊の危機を招くとも言われている。またまた、世界遺産に登録されることに決まったらしい富士山だって、その永久凍土が融解し、岩石の崩壊がささやかれている今日。自然環境破壊の中で、なにをか求めて我々は生きていけばよいのだろうか?。

わからない。ただ一つ、はっきりしていることは、未来に夢が求められなくなっているということだ。

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