月下美人の後は睡蓮と琉球朝顔だ。
2007年8月6日 日常先日、この備忘録に書いた月下美人の花が、翌朝には見事にしぼんでいた。首をだらりと落とし哀れな姿。もう一度、復活をと願ったが、その願いも空し。再度の開花を待つしかない。悲しそうにしている僕の姿を見て、山の神が言った。「今のあなたにそっくりね」と。「どういう意味だ?」と、言葉を返すと、曰く。「昔はダーリンでも今はだらりんね」。「何という失礼な・・・、僕は今でもバリバリの現役ですたい」と言ってやりたかったが、くだらないから止めた。
それはそうと、天は僕を可哀そうと思ったのか、新たな喜びを二つも与えてくれた。その一つは、睡蓮の花が咲いたことである。五升炊きができるくらいの大がまに蓮が植えてある。昔、昔、ばあさまたちが使っていたらしい大がまが、今は蓮の格好の住みか。自然の雨に打たれて蓮の葉っぱがみずみずしく水面に浮いている。その間隙の中から、連の茎が伸びて、ピンクの大輪の花が二本咲いていた。思わず月下美人を思い出した。いやああ、連の花も月下美人に勝らずといえども劣らじ。僕は嬉しくなり、即、デジカメに収めた。折もよし。暑中見舞い返礼のハガキに貼り付けた。きっと、喜んでくれるだろう。
二つ目の喜びは、これも花。水をやれどやれど、一向に咲かない朝顔の花に僕の気分は湿りがちだった。葉っぱだけが天に向かって縦横無尽に繁殖し、「こりゃああ、葉を楽しむ朝顔だぜ。わが書斎の眼隠しには好都合だぜ」と、半ば、花をあきらめていた今日この頃。な・な・な・んと、月下美人を思わせるような大きな真っ白のつぼみを今朝見つけた。「翌朝が楽しみだぜ」と持っていたら、な・な・な・んと、夕方、見事に真っ白の大輪が開花していた。「ありゃ、朝顔ではなかったっけ?」と、鉢に差し込んでいた花の種類が書いてあるラベルをみると、「琉球朝顔」と銘打ってある。琉球朝顔は夕顔なのか?。そうなのか?まだ、調べていないのでわからないが、無知とは怖いものだ。
本来、僕は花には、とんと興味がなかった。というのも、花を自ら育てたことがなかったし、「水をやったかい?」と口うるさいほど、ばあさまや、山の神から責められたりしていたので、「君子危うきに近寄らず」で、水巻き時分には、ほとんど家にいなかったのである。時が流れ、もののあわれが、やっと僕にも理解できるようになった今、自ら植えた花々が、妙にいとおしく感じられるようになった。
かくして、見事に一夜でしぼんだ月下美人の身代わりと言ってはなんだが、睡蓮の花と琉球朝顔?が今や、僕の心を和ませてくれている。ふと、思ったことだが、僕には赤や黄色や青の原色の花よりは純白の花がお似合いだぜと。まあ、すこしはピンクがかっているのもあるが、それは想定内だ。まだまだ、蕾がついているような気配。猛暑の夏は、純白の心で乗り切りだ。
それはそうと、天は僕を可哀そうと思ったのか、新たな喜びを二つも与えてくれた。その一つは、睡蓮の花が咲いたことである。五升炊きができるくらいの大がまに蓮が植えてある。昔、昔、ばあさまたちが使っていたらしい大がまが、今は蓮の格好の住みか。自然の雨に打たれて蓮の葉っぱがみずみずしく水面に浮いている。その間隙の中から、連の茎が伸びて、ピンクの大輪の花が二本咲いていた。思わず月下美人を思い出した。いやああ、連の花も月下美人に勝らずといえども劣らじ。僕は嬉しくなり、即、デジカメに収めた。折もよし。暑中見舞い返礼のハガキに貼り付けた。きっと、喜んでくれるだろう。
二つ目の喜びは、これも花。水をやれどやれど、一向に咲かない朝顔の花に僕の気分は湿りがちだった。葉っぱだけが天に向かって縦横無尽に繁殖し、「こりゃああ、葉を楽しむ朝顔だぜ。わが書斎の眼隠しには好都合だぜ」と、半ば、花をあきらめていた今日この頃。な・な・な・んと、月下美人を思わせるような大きな真っ白のつぼみを今朝見つけた。「翌朝が楽しみだぜ」と持っていたら、な・な・な・んと、夕方、見事に真っ白の大輪が開花していた。「ありゃ、朝顔ではなかったっけ?」と、鉢に差し込んでいた花の種類が書いてあるラベルをみると、「琉球朝顔」と銘打ってある。琉球朝顔は夕顔なのか?。そうなのか?まだ、調べていないのでわからないが、無知とは怖いものだ。
本来、僕は花には、とんと興味がなかった。というのも、花を自ら育てたことがなかったし、「水をやったかい?」と口うるさいほど、ばあさまや、山の神から責められたりしていたので、「君子危うきに近寄らず」で、水巻き時分には、ほとんど家にいなかったのである。時が流れ、もののあわれが、やっと僕にも理解できるようになった今、自ら植えた花々が、妙にいとおしく感じられるようになった。
かくして、見事に一夜でしぼんだ月下美人の身代わりと言ってはなんだが、睡蓮の花と琉球朝顔?が今や、僕の心を和ませてくれている。ふと、思ったことだが、僕には赤や黄色や青の原色の花よりは純白の花がお似合いだぜと。まあ、すこしはピンクがかっているのもあるが、それは想定内だ。まだまだ、蕾がついているような気配。猛暑の夏は、純白の心で乗り切りだ。
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