すこぶる良い天気の今日、遠方のクライアントの所まで出張した。丁度、昼時にさしかかったので、大きな駐車場のあるスーパーで時間調整。車のシートを倒し、仮眠しながら音楽を聴いた。

音楽と言っても、こんな時、聞くのはほとんどフォーク調の歌ばかり。一昔前までは、男性シンガーの歌が多かったが、最近は女性シンガーのものが多い。
「秋桜」や、「いい日旅立ち」にはじまり、「名残雪」、「会いたい」、そして今や、「まちぶせ」である。

何故にそうなのか?と考えてみた。それらの歌に連想されるキーワードは、「別れ」である。別れかぁーーーーー。「秋桜」は母と娘の別れ、「いい日旅立ち」は父親や家族との別れといっても良いか?。「名残雪」は彼氏や都会との別れ。「会いたい」は、先に逝った恋人との別れ。この歌は男が先に逝かなくてはならない。僕は思ったものだ。「ぼかぁ、まだ逝きたくはないぜ」なんて。

かくして、今、はまっている歌が、「まちぶせ」である。誰が歌っている曲なのか知らなかったが、その道、通の人が、石川ひとみさんの歌じゃない?とか教えてくれた。よく分からない。まだ、原曲は聴いたことがない。男性シンガーが歌っているのをいつも聞いている。

この曲はメロディーもそうだが、歌詞がいいんだよなーーーー。ふと思った。「こりゃああーーストーカーの歌だぜ」なんて。まちぶせかあーーー。町の角から、ひょっこり顔をだされたり、鉢合わせなんかすると、好意を持った人なら、「わおーーーつ、歓迎だあーーー。お茶でも」と言うことになるが、やまんばみたいな人だったら、思わず腰を抜かしてしまいそうな・・・・。まああ、とにもかくもストーカーはごめんである。

何故、僕は別れの歌が好きなんだろうか?。多分、いくつもの別れを経験し、その別れの一つ一つに、楽しい思い出や悲しい思い出が宿り、人ごととは思えない共感を感じているからに違いない。

無事に仕事を終えて、幾ばくかの報酬を得、帰路についた。、帰りも「別れ」の曲が相応しいかとも思ったが、仕事はまだ継続する。ここで、終わったら、おまんまの食い上げだ。ということで、ラジオのスイッチをひねった。折もよし。「どどいつ」みたいなものを放送していた。おじんぎゃぐや、おばんぎゃぐのたぐいである。テーマに「オードリヘップバーン」とか「色気」とか「競馬」とか、その他の題があてがわれていた。今ひとつ笑えなかったので、僕もちょっくら考えてみた。

「色気とかけて、競馬中止」と説く。その心は「雌馬のみを雄馬が追っかけます」。これじゃああレースにならないぜ。うんんん、鐘一つか・・・・。

高校時代、社会の先生が眠気覚ましに話してくれた言葉がおもしろい。「クレオパトラとかけて、つるつるの肌と説く。その心は、風呂の水かさが増したようで」。鈍い僕には最初何のことか分からなかったが、皆につられて、「あっはっはーーーー」と笑ってしまった。さもありなん。埃は日々、体にまとわりついているからなあーーー。

かくして、無事に我が家へ帰還した。

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