僕らの旅パート20。
2007年12月29日 日常僕はふるちんで、次の建屋まで歩いた。山の寒気がちくちくと肌を射す。建屋に入ると、部屋が二つあった。一つは蒸気の部屋。もう一つはサウナ室だった。最初どちらに入るか迷ったが、とりあえず蒸気の部屋を選んだ。中にはいると、白い煙で、廻りが見えない。目が慣れると数名の先客が、静かに座っていた。臆せず空いている席に腰掛けた。頭や腕や背中から、どくどくと汗が流れ出る。あたかも一年の毒気をはき出しているかのようだ。
10分くらい、いただろうか?。たまりかねて部屋を出た。ちょうどそこへ、ネズくんがいた。サウナ室から出てきたのだろうか?。僕を見るや、「この部屋いいよ」と言う。「ええつ、そう?」と、中に入ろうとすると、自らも又、中へ入っていく。蒸気がないので、部屋はよく見渡せた。砂時計があり、腰掛ける場所は三段式になっていた。なんと、その一番上の席に金髪の若い女性があぐらを組んで、右手仁ペットボトルをもち、「うんんーーーうんんーー」と、うなり声をあげながら坐っていた。まるで、阿弥陀如来様が座っているような呈。思わず合掌礼拝をしたくなるような・・・・。僕は笑いをこらえながら椅子に腰掛けた。ネズ君が「ここはいいよ」と言ったのはこのことだったか?。彼女は時折、ボトルの水を口に含ませていた。シェイプアップして、美を手に入れるのは、女性にとって大変なことなんだーーーと改めて思う。
しばらくして、ドライバーさんが入ってきた。「にこっつ」と挨拶を交わし、僕たちはしばらく無言のまま、音も立てずに落ちていく砂時計を見ていた。 ネズ君へ「スネ夫君はどうしたの?」と尋ねると、彼は、マッサージを受けているとのこと。「まさか、水中バレー?」と聞くと、そうではなく通常のマッサージらしい。僕もやりたかったが、どうも料金が高いみたいで、今回は見送りだ。
砂時計が底を打った。僕とネズ君は、阿弥陀如来様に未練を残しながら部屋を出た。出際、「ちらっ」と一瞥を投げると、なんと怖い形相で睨み返された。思わず我が息子に目をやると、いきり立つどころか、恐怖で縮みあがり丸くなっていた。色気もへったくれもないぜ。ドライバーさんはまだ頑張っている。
「さあーー次はどこだ」と僕とネズ君は石の階段を登った。と、そこには灼熱の地獄ならぬ熱湯の風呂が待っていた。美女二人が平然とつかっている。「にこっつ」と笑顔を交わし、僕たちは恐る恐る、片足から沈めていった。「こりゃあーーたまらんばい」と、僕たちは這々の体で熱湯室を後にした。手足が真っ赤っかだ。
更に階段を上ると、そこには冷水の洗礼が。片足をつけると身も凍るような冷たさ。真夏の美女幽霊なら抱かれても心地良いが、ここはごめんだぜと、早々に退散。
一通り混浴巡りは終了した。帰り際、温泉プールを覗いた。のび太君は既にそこにはいなかった。ようく考えてみると、ここはまさに野外に混浴場を設置したラブホテルだ。どおりでカップルが多い。となると、我々、とっちゃん坊や達は、ほも六人組ということになるか?。奇異な目で見られても仕方がない。
10分くらい、いただろうか?。たまりかねて部屋を出た。ちょうどそこへ、ネズくんがいた。サウナ室から出てきたのだろうか?。僕を見るや、「この部屋いいよ」と言う。「ええつ、そう?」と、中に入ろうとすると、自らも又、中へ入っていく。蒸気がないので、部屋はよく見渡せた。砂時計があり、腰掛ける場所は三段式になっていた。なんと、その一番上の席に金髪の若い女性があぐらを組んで、右手仁ペットボトルをもち、「うんんーーーうんんーー」と、うなり声をあげながら坐っていた。まるで、阿弥陀如来様が座っているような呈。思わず合掌礼拝をしたくなるような・・・・。僕は笑いをこらえながら椅子に腰掛けた。ネズ君が「ここはいいよ」と言ったのはこのことだったか?。彼女は時折、ボトルの水を口に含ませていた。シェイプアップして、美を手に入れるのは、女性にとって大変なことなんだーーーと改めて思う。
しばらくして、ドライバーさんが入ってきた。「にこっつ」と挨拶を交わし、僕たちはしばらく無言のまま、音も立てずに落ちていく砂時計を見ていた。 ネズ君へ「スネ夫君はどうしたの?」と尋ねると、彼は、マッサージを受けているとのこと。「まさか、水中バレー?」と聞くと、そうではなく通常のマッサージらしい。僕もやりたかったが、どうも料金が高いみたいで、今回は見送りだ。
砂時計が底を打った。僕とネズ君は、阿弥陀如来様に未練を残しながら部屋を出た。出際、「ちらっ」と一瞥を投げると、なんと怖い形相で睨み返された。思わず我が息子に目をやると、いきり立つどころか、恐怖で縮みあがり丸くなっていた。色気もへったくれもないぜ。ドライバーさんはまだ頑張っている。
「さあーー次はどこだ」と僕とネズ君は石の階段を登った。と、そこには灼熱の地獄ならぬ熱湯の風呂が待っていた。美女二人が平然とつかっている。「にこっつ」と笑顔を交わし、僕たちは恐る恐る、片足から沈めていった。「こりゃあーーたまらんばい」と、僕たちは這々の体で熱湯室を後にした。手足が真っ赤っかだ。
更に階段を上ると、そこには冷水の洗礼が。片足をつけると身も凍るような冷たさ。真夏の美女幽霊なら抱かれても心地良いが、ここはごめんだぜと、早々に退散。
一通り混浴巡りは終了した。帰り際、温泉プールを覗いた。のび太君は既にそこにはいなかった。ようく考えてみると、ここはまさに野外に混浴場を設置したラブホテルだ。どおりでカップルが多い。となると、我々、とっちゃん坊や達は、ほも六人組ということになるか?。奇異な目で見られても仕方がない。
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