風薫る五月。生命の息吹がみなぎる五月。行楽地へ人を運ぶ五月。五月はまさに躍動の月なのだ。僕の心も例外に洩れず浮き足立っている。とは言え、僕に行楽はない。娑婆の喧噪とは裏腹に、あるのは幾ばくかの仕事と、家でのんびり出来ることだけだ。僕にとってはそれが最高においしいご馳走である。

仕事はあっても、娑婆世界の窓口はサービス業以外は閉ざされている。僕はのんびりと、遅れがちになっている仕事を片つけ、書斎を整理し、あとは昼寝を決め込む事が出来る。こういう幸せは五月と、正月しかない。てなわけで、五月の初日にあたる今日、備忘録をしたためることにした。

話しは180度変わるが、今日、ふと見たなにかの記事に、「火星に塩分というか、塩」があるらしいと書かれていた。塩があると言うことは、その昔、火星には生命体がいたという証にもなるそうだ。塩がある星はいくらも存在するだろうが、なんと言っても火星は地球の兄弟星だ。どちらが兄でどちらが弟なのか知らないが、両方に生命体がいたっておかしくない。

僕が今、不思議に思うことがある。何故、火星の生命体が滅亡したかと言うことだ。恐らく、太古の昔は火星も地球みたいにきれいな星だったのかも知れない。ただ、どこかで、なにかが狂ってしまった。その何かは分からない。恐らくは天変地異があったのかもしれない。

地球はどうだろう?。天変地異はさることながら、どうも、人為的な環境破壊が要因で、地球から生命体が消滅するのではないかと危惧される。それも、遠くない将来のようにも思える。今を生きている僕たちのあずかり知らぬ事と言えば、そうだが、後生に大きな罪を残すことになりはしまいか?。万が一にもあり得ないと思うが、僕が再生し、地球に舞い降りたときに見る地球が、今以上に美しい星であって欲しいと、ただただ願うのみだ。

先ほど、銀河と銀河が衝突している写真を見た。宇宙も五月と同じく活発に動いているんだなあーーとあらためて驚く。これは宇宙の法則がそうさせているのかも知れない。なんでも、後20億年もすれば、この地球を含む銀河もアンドロメダ銀河と合体するそうな。その結末がいかなる物なのか知るよしもないが、「めでたし、めでたし」で終わってくれればいいのだが、その可能性は皆無だろう。

秋の夜長でもない。星のことを考えるのは止めよう。眠るときにゆっくり考えると、おのずと、船をこぐだろう。まずは、遠くのみを見るのみに非ず、足下を照らして、日々行動しなくてはなるまい。明日も良き日であらんことを。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索