一昨日は久しぶりに夜の町へ繰り出した。のび太君(弟みたいな友人)、ドラえもん君(本業の仲間)、それに僕(ジャイアン)の三人が集まった。昨年旅行を共にした仲間なので、話しはおのずと弾んだ。

三人が寄ったいきさつはこうである。ドラえもん君が僕に問うてきた。「かくかくしかじかの場合どうしたらいい?」と。そこで、僕は専門家である、のび太君に、その件を紹介した。のび太君はその仕事を快く引き受けた。

かくして、めでたく仕事が完成し、ドラえもん君が一席設けると言う。僕も有り難くご相伴にあずかった次第である。

のび太君の偉いところは、友人からの仕事依頼の場合、格安で引き受けてくれることだ。僕もドラえもん君と同じような仕事をのび太君へ発注したことがある。仕事が終わり、「いくら払えばいいの?」と請求を促すと、「ジャイアンの好きな額でいいよ」と言う。これには払う方も困ってしまうが、おおむね50%引きで、まとまった。今回のドラえもん君の場合もそうだった。

僕がドラえもん君へ、「いくら払ったの?」と聞いたところ、「ドラちゃんの好きな額でいいよ」と、言ったらしい。結局は僕と同じ額だったようだ。ドラえもん君は、いたく感動して今回の席を設けたというわけである。

約束の時間は午後6時半という早い時間だったので、だだっ広い小料理屋は空いていた。カウンター越しにある座敷の一角に陣取った。ビールから始まり芋焼酎へとグラスが変わった。つまみは鍋物やら串刺しやら魚の煮付等々。

串刺しの食べ方が面白かった。梅干しを入れるような壺が一個。中には「たれ」がなみなみと入れてある。のび太君がその、たれを皿に注ごうとした。僕はそれを制した。「のびちゃん、だめだめ。串刺しを壺の中のたれに漬けて、食べるんだぜ。しかも一回つけて、串刺しを口に運んだら、ダブル漬けはだめだよ」と言うと、この初めての経験に結構興味を示した。ドラえもん君は「ほほう・・・・」と、大きな目をさらに大きくして、この様子に見いっていた。
僕はすでに数回、経験していたが、最初の時はのび太君と同じようなことをした。何事もやはり経験だぜと思った。

仕事の話しやら旅行の話しで弾んだ。「今度はベトナムへ行こうや」と、ドラえもん君が言った。のび太君もジャイアンもそれに同意した。ベトナムもすごく経済発展している由。そこに住む子らの、輝いた目を見たいと思う。と、同時に、学校はちゃんと建っているのだろうか?と心配になった。

のび太君が言った、カンボジアでも学校はたくさんあるのだそうだ。おそらくベトナムもそうかもしれない。何が不足しているかと言えば、教える先生がいないとのこと。「なんでまた?」と聞いたら、要するに人件費、給料が安く、先生になっても食べていけない。従って、別の職業も持っているという。それでは十分な教育が出来ないわけだ。

いろんな国にいろんな事情があり、いろんな国にいろんな人たちが生きている。一人の人間の力では何も出来ない。もっともっと国際協力が望まれるところだ。

僕たちは、二次会、三次会へと歩みを進めた。帰りは午前様だ。朝が辛かった。それでも、起きて仕事をやらねばならない。ぼーっつとした頭で、昨日の午前中を過ごした。日が変わり、今日はすかっとさわやかに元気である。

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