7月になった。梅雨明けも間近と聞く。再び、あの灼熱の夏がやってくるかと思うと、既にうんざりの感がある。ただ、何となく思うのだが、去年と違い、今年は気温が穏やかな気がしている。去年の今頃、どんな日記を書いていたのか、ひもとけば状況も分かる。何故かそれをしたくない。よくもまあ、歯の浮くような事を、ぬけぬけと書いている自分と遭遇することに、気が引けるのだ。

過去は過去。前だけを向いて行こう。ここ数日、仕事と夜遊びを交互に繰り返してきた。今一つ調子があがらない。そん中、熱中したことが一つある。韓国の大河歴史ドラマを見ることだ。仕事を放り、見あさった。権謀術数渦巻く戦乱の中。そこに生きる主人公や取り巻く諸々の人たちの生き様に、いたく感動を覚えた。ひらひらと舞うロングドレスに身を包んだアガシー(お嬢さん・娘さん)達の美しいこと。PC出見る世界は僕一人の世界。誰にも邪魔されないから、涙だって平気で流せる。そんな世界に数日はまった。

そうそう、昨夜はのび太君(仕事仲間で弟みたいな男)の誘いで、クライマーズ・ハイの試写会に行った。彼がペア券を一枚、もらっていた。男二人ずれとは情けないが、仕方がないと笑ったことだ。映画館で見る映画は久しく新鮮さを感じた。さすがに会場は女性客が目立った。入場する際に、記念品が手渡された。中を確認すると、ティッシュ、ボールペン、メモ帳、アンケート用紙、パンフレットが入っていた。物をもらうのも悪くはない。ただし、いつも記念品が家までたどり着くことはほとんど無い。どこか立ち寄った先へのプレゼントと化すからだ。

席は全席指定で前の方だった。広い画面を見るのに、首をあげなければならない。「こりゃーーーちと、きついぜ」と思ったが、その心配は無かった。と言うのも、開宴1時間後には見事に首をうなだれて、船をこいでいたからだ。
いびきを警戒したのか、のび太君が「でるか」と、僕の袖に触れた。僕は「はっ」と我にかえり、素直に彼の言に従った。

中途半端な映画鑑賞となったが、金を払わずに見る映画等には、さすがに真剣になれない。良しにつけ、悪しきにつけ、のび太君にも、僕にもどうもその傾向があるようだ。又いつか見ることもあるだろう。後悔もなしだ。

映画館を抜け出した僕たちは、自然とネオン街へと足が向かった。のび太君の遠縁が営んでいる焼鳥屋で、腹ごしらえをした。その後、数件、はしごをしたようだ。家にたどり着いたのは、午前0時をとっくに回っていた。例外に洩れず、手ぶらの帰還と相成った。どこへ、記念品を渡したのか定かでない。

かくして、今日は午前中、気分がすぐれず。仕事も手に付かず。情けない日となった。反省、反省で、「もう、飲むのは止めよう」と思うが、「のど元過ぎれば熱さも忘る」で、先のことは分からない。

昨日が終わり既に今日は0時を過ぎ1時になりつつある。朝寝が睡魔を遠ざけている。早くこの悪循環を断ち切ろう。そう、心に決めて、コのペンを置こう。

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