数日前、久々に雪が降った。雪国の人たちには珍しくもない雪だが、こちらでは新鮮な物に感じられる。田んぼの周りが一面雪景色。大きなキャンパス。何を描こうかと思案するが、何も思い浮かばない。描くのがもったいないのだ。

本来、こちらの子供達は雪が好きなんだろうが、誰一人雪と戯れている姿を見ない。子供がいないのだ。昔なら、僕は雪の上に大の字になって空を仰いでいる。トッチャン坊やとなった今ではそれも恥ずかしい。

ここ数日、仕事に熱心に取り組んでいる。パートさんに頼んだ仕事も順調にはかどり、今の僕は書類をチェックし外部に提出するのみ。人の手を借りるって、なんと有り難いことだろう。雇用の継続をはかれる力があれば良いのだが、それも今の僕では無理。オー・マイ・ゴッドだ。

午前中外出していた。ドラえもん君(仕事仲間)から携帯に電話有り。何かと思えば、数日前に女房が入院した由。何の病気か言わなかった。大事に至らなければ良いが。彼の質問は「○○の限度額を至急提出して欲しい」と女房からメールを受けたらしい。そう言われたって僕にも分からない。「とりあえず、病院の受付に聞いたらどう?」と言っておいた。

空はどんよりとした曇り空。雪が降ってもおかしくない。先ほど小雨がぱらついた。物音一つしない周囲。田舎とはこんなものだ。時には都会の喧噪の中に浸るのも良いかも知れない。幸いバレンタインの日に都会で同窓会がある。年に何回もやっているから、顔ぶれはほぼ覚えている。

人は何歳になっても人が恋しいのだろう。僕もそうだ。僕が夜の娑婆世界を散策するのは、飲酒が好きという訳ではない。人との会話が好きなのだ。知らない人たちがいて、いつの間にか世間話に興じている。これがいいんだよなーーー。人が恋しくなるぜ・・。

最近、村下何とかさんが歌っていた「初恋」という歌が頭をよぎる。「さみだれが・・・・好きだよと言えずに初恋は・・・・振り子細工の心・・・放課後の校庭を走る君がいた・・・・胸をはなれない・・・」いやああ、良い歌だ。

そう言えば、僕の初恋といえるのかどうか分からないが、高校時代に中距離のマラソン大会があって、初恋とおぼしき人を後ろから抜いていった。ホルスタインみたいな大きなケツが揺れ動いていた様が、今でも脳裏に焼き付いている。僕は「ケツ」に恋をしたのか?。いや、そうではあるまい。やはり全体の印象。「ケツ」も少しは当たっているかも知れない。

おっと、昼休みも終わった。初恋を論じている場合ではない。クライアントの所へ赴こう。


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