今日は久々に仕事がさばけたので、先ほどまで有料のドラマを見た。いやああああーー泣けた。人生とはいろんな出来事に翻弄されながら、ただひたすら生きていくしかないのか?。降りしきる雨が涙に拍車をかけたようだ。

つかんだかに思えた幸せさえ、環境が引き裂いてしまう。これを運命というのだろうか?。民族間の争い、国家間の争い、そして貧困と逆境。その中で育まれた異国人との愛が男の本国送還という結末で幕を閉じる。昔はこういう事がたくさんあっただろう。見送る美しい女性の姿があわれだ。戦争は憎しみと悲しみだけを残すが愛に国境はないはず。その愛さえ自由にならないのが戦争だ。

ふと、自分を主人公に置き代えて考えてみた。僕なら逆境の中でどう行動するだろうかって?。死を覚悟して、つかんだ愛を全うするか?、さもなくば、生きていればまた会えることもあると、後ろ髪引かれる思いでその場を立ち去るか?。これは非常に難しい問題だ。まず、直面しないと解答が出せない。言葉だけなら、「そりゃあーー死を覚悟で愛するものを守るさ」と言いたいところだが・・・・・。

昨今、世の中を見ると、豊かさと貧困が同時進行していると聞く。その格差も開きつつあると。それでも、昔、じいさんや、ばあさん、父、母から聞いた状況に比べると、はるかに豊かになったように思える。物質もさることながら、何よりも「自由」であることが一番の豊かさと言ってもよいだろう。。

自由ではあるが、はたして人間の心はどうなんだろう?。心の豊かさは自由や物質的豊かさとは、必ずしも比例していないようにも思える。ドラマの世界は貧困や逆境のなかでの清らかな純粋な愛を描くから人間は涙する。そもそも人間は誰でも心のどこかに、「自分もそうありたい」という願望を持っている。ただ昨今の娑婆世界は、容易にそれを許さない。

「おまえの心はどうなのか?」と問われれば、「もちろん、僕は純粋です。ただ願わくば、逆境だけは避けたいですね」と答えるかも知れない。娑婆世界のしがらみの中に、どっぷりつかった僕の心に、打算という魔物が巣を張り巡らしてきている。打算は欲が生み出す産物か?。欲かあああ・・・。

「負けないで、負けないで・・・・」という泉水さんの歌が頭をよぎる。単細胞な僕の頭は、「明日からこの歌を忘れないで頑張ろう」という気を起こさせている。まずは先へ進むだけだ。僕の名前の如く純粋にーーーー。




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