花の金曜日。外は雨。僕は終わった行事の心地よい疲れを引きずりながら、残務整理に追われている。時折々に、祝いの電話がかかってくる。うれしい限りだ。今朝も群馬にいる画家の友人から、「どうだった?」との声が届いた。「もちろん成功さ」と、答えたら、喜んでくれた。持つべきは友達だ。

こんな中、世の中を見回すと、色んな事があっている。かの名優、森重久弥氏の死去。女性が絡んだ不可解な事件。逃亡生活にピリオドを打った事件。フェリーの転覆。挙げれば枚挙にいとまがない。

色んな情報がそく伝わる高度情報化社会は、科学文明のなせる業。その功は大きい。ただ、知りたくもない情報までもが脳裏に刻まれるから厄介だ。時々思うが、深い山の中や、孤島で自給自足の隠遁生活をすれば、世の中の動きに翻弄されることもないだろうし、悲しみも払拭されるに違いないと。

出来ないことを言っても仕方がない。机上の空論だ。気持ちはそうでも、僕なんか三日ももたないだろう。「やはり娑婆がいいぜ」と言いながら、転がるように、一目散に山を下ることになるのだろう。

それはそうと、明日、土曜日の夜はさる小料理屋で、お祝いの宴が企画された。友人のはからいで、10名程度の賛同者達が僕を祝ってくれるそうだ。有り難いことだ。とは言え、皆、のんべーだからなあーーー。「ろは」でご馳走になるわけにもいくまい。上等の酒でも一本持参するか。

今、挨拶の言葉を考えている。綾小路君麻呂さんの、漫談のなかに面白い挨拶の言葉があった。借用させてもらおう。

「今日は私のお祝いの為に集まっていただき、本当に有り難うございます。苦節20年。やっと、この世界で飯が食えるようになりまた。これも偏に皆さんのご支援、ご協力があったればこそではなく私自身の力によるものです。

ここで、笑いを誘おうと思うが、ちょっと、自信過剰で不快感をあたえるかなあーーーとも思う。まあ、いいか。更に続けて、

「明日は撮影が待っています。レントゲンの・・・。実は父が尿管結石、母が糖尿病。従って、私はハーフであります。今日は何にもありませんが、おいしく食べさせていただきます」。

ここで、さらなる爆笑が??????。うんんん、これじゃあーーーママに悪いか?。冗談がきつすぎるのも考えものだ。多分、当日はこういう言葉にはなるまい。改めて再考だ。

今日は仕事もあがったりで、良い休日になった。雨のみがしとしとと、僕の心を癒やしてくれる。さあ。夕飯の前に一風呂あびて、更なる再考を続けよう。



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