昨夜は久しぶりにホラー映画を見た。なんでも、百数十万円の制作費で、100億円以上の興業収入を得たというから、興味がわかないはずがない。過去、ホラー映画は幾度となく見てきたが、何と言っても、姿が見えないけど、何かが、そこにいるという恐怖。これが一番怖いように思う。

昨夜の映画はまさに、姿が見えないものとの戦いを描いていた。夜中の3時過ぎ、時が秒単位で流れていく。若いカップルがベッドインしていると、奇怪なな音が聞こえだす。カップルは恐れおののく。正体を究明すべく、部屋にビデオを設置し撮影を試みるが、遅々として原因がつかめない。何かがいることは間違いない。奇怪な現象はエスカレートしていく。

映画を見ている僕も手に汗を握り、「次はどうなっぺ?」と興味津々。かくしてクライマックスを迎える。女性にとりついた何かが恋人である男性を殺害し、どこともなく去っていく。単純なストーリーだが、クライマックスに至るませのプロセスがおもしろかった。登場人物が数人で、家の中での撮影ばかりだから、安く仕上がったのもうなずける・

何かの正体は何だったのか?。ここで記すると、これから視聴する人たちの興味を半減させるやも知れないので止めておこう。

あまたある映画の中で、僕の好きなジャンルは、ホラーをはじめ、SFや権謀術数渦巻くアジアの歴史ドラマだ。SFの中で、深く印象に残っているのは「猿の惑星」だろう。宇宙から帰還する途中、宇宙船はある星に不時着した。その星は、なんと、猿の星だった。しかも、そこは地球。いまや、猿が人間並の能力を持ち、人間をを支配している。人間は人間狩りにあい、猿の厳しい管理下に置かれる。人間社会崩壊の原因は、原爆だった。人間の愚かさを描いた考えさせる映画でもある。

笑い事ではない。未来の地球だって、そうなっているかも知れない。もし、僕が未来の地球を描くならば、猿ではなく「ネズミの地球」としたい。なんとなれば、繁殖率抜群。しかも、人間をエサとして、たらふく食すれば、巨大なネズミ男、ネズミ女が、地球を支配することになる。あな、おそろしやである。

アジアの歴史ドラマもおもしろい。権謀術数渦巻く乱世。小国が乱立し、機に乗じて併合をもくろむ。人間の野望はとどまることを知らない。いかなる英雄がでようと、飢え、苦しむのは民ばかり。悲しい歴史である。

そんな中、僕の目を引くのは、十二単ならぬ色とりどりの絹のカーテンを幾重にもまとったような女性達の美しさである。しゃなり、しゃなりと歩く姿はまさに天女。「僕を捨てないで」と、その袖に顔を埋め、おいおいと泣いてみたい衝動に駆られる。「なによ。弱い男は最低ね」と、袖をはね除けられるのがおちだ。いやああーーー、まいったぜ。気の強いこと限りなし。

友人のネズミ男君が、武田鉄矢さんの101回のプロポーズを追い越し、未だに更新を続けている姿を思い出す。この世に、とびっきり優しい女性なんているのだろうか?。いる。いない。やっぱり、いないか。生まれてくる時代を間違えたか?。そういうことにしておこう。とりもなおさず、男が弱くなったと言うことだ。





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