どこまで書いていたっけ?。そうそう、静まりかえったホテルで眠れない夜を過ごし、6時に起床。何事もなかったのように、のび太君とネズミ男君も起きてきたた。開口一番、僕、ジャイアンが、「ネズミ君、あんたのいびきで眠れなかったぜ」と言うと、「その言葉はそっくりそのまま返ししますたい」と、ネズミ男君が言う。なんやかんやと言いながらも、僕も少しは寝ていたのだろう。まあ、相身互いか。のび太君はしらぬ存ぜずで、お構いなしだ。

それじゃー、朝風呂でしゃれこむかと、三人連れで、浴場へとへ向かった。まだ、客はまだ船を漕いでいるらしく、すれ違う人も少なかった。迷路みたいな通路をとおり、浴場を探した。

「ありゃー、こっちだったっけ」と、浴場らしい入り口ののれんを見ると、男湯と女湯が昨夜と入れ替わっていた。危なく女湯へ入るところだった。浴場を入れ替えることはよくあることなのか?と、ちと、いぶかしく思ったが、まああいいか。

例によって、僕はカエルの行水。のび太君とネズミ男君はやけに手間取っている。そんなに磨くところがあるのか?。僕、ジャイアンは、そそくさと浴衣を着て、脱衣場の椅子に腰掛け待つことにした。三人が揃った。とりあえず部屋に戻り、それから朝飯に行くことになった。

部屋へ帰る途中、うら若き?女性とであった。30代?40代?50代?。よく分からない。女性の年齢は、とんと見当がつかないものだ。初老の男性と二人ずれで、このツアーに参加していた。同じ2号車の客だ。最初見たときは、その女性が男性のことを「お父さん」と呼んでいた。なるほど、父と娘が思い出作りの旅をしているのかと思っていたが、風呂の帰りに何気なしに聞いてみると、「あっと驚く為五郎」とはこのことだ。なんと、夫婦だと言う。「お父さん」と呼ぶのは、そう言い慣れているからだそうだ。昨今の風潮みたいな大年齢差の夫婦だったのかと、笑ってしまった。

昨夜と同じ大広間に出向いた。三人用のお膳がしつらえてあり、横におひつが置いてある。「ご自由に何杯でもどうぞ」と言うことか?。眠っていないのに、食欲だけは旺盛だった。僕は、おかわり三杯。のび太君とネズミ音君は二杯。「あんた食い過ぎじゃないの」と、ネズミ男君が言う。うんんん、確かに。浴場で体重計に乗ると、2キロ近く太っていた。もち、僕のみではない、のび太君もネズミ男君を同様に、腹回りが出っ張っている。旅行で数キロ太って、帰ってから減量せねばと、皆大笑いだ。

さあ、いよいよ、二日目の旅が始まった。お迎えのバスがやってきて、あてがわれた座席に座った。今日の位置は中央よりまえの席。まああ、座れりゃあ、どこでもいい。はっらつとした顔でバスガイドさんのガイドが始まった。「皆様、昨夜はよく眠れましたか?」という言葉で始まった。「今日は銀河流星の滝を見学し、知床五胡のの方へ参ります」という。車に揺られて数十分かか?。滝に着いた。

「滝かあーーーー、そんなに珍しくもなかっぺ」と思っていたが、いやああーーー、なかなかのものだ。銀河の滝は繊細な雌滝、流星の滝は迫力のある流れで雄滝と言われているそうだ。それはそうと、宇宙から名前をつけているとは、なんとも憎らしいぜ。

のび太君は、そうそうに三脚を取りだし、カメラアングルを定め、パチパチとやりだした。なるほど、セミプロと自称するだけのことはある。かたや。ネズミ男君は、オートに設定しているため、自由奔放にパチパチとやっている。ところで、僕、ジャイアンは、今にも壊れそうなデジカメで、恐る恐るシャッターを切るのが精一杯。何故、恐る恐るかと言えば、デジカメの底蓋が外れていて、どこかで落としたようだ。今にも飛び出しそうな内蔵機械を手で押さえ、何とか写すことが出来る状態。悔しいこと限り無しだ。

滝は凍っていた。あたかも時間が止まったごとく、静止している。僕は時計を見た。時計は動いている。当然か?。さすがに、滝の近くは寒かった。僕はージャンバーの襟を立て、帽子を深々とかぶった。数十分の見学の後、次の行程だ。その前に、トイレで小用を足した。縮まったちんちんから、ホットドリンクのような液体が流れた。そこで、「ふーーーーーつ」とため息だ。






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