とっちゃん坊や達の旅、国内編。(10)
2011年2月7日 日常やっと、温かくなった。梅の花が今や遅しと開花を待っている。梅の花はいい。きりりっとして、桜の花とは違った威厳を感じる。梅の品種もたくさんあるそうな。我が家にも2本ばかり梅の木がある。品種はしらないが、今年もたくさんの実をつけることだろう。今から楽しみである。
それはそうと、僕の旅日記も長らく中断していた。記憶もどんどん遠ざかっている。早いとこ仕上げなくちゃ-、のび太君もネズミ男君も首を長くして待っている。ネズミ男君に言わせると、過去の旅日記は重要書類の一つとして、金庫ならぬ大事な保管場所に安置しているそうな。死ぬとき、棺桶とともに葬って欲しいとのことだ。まああ、僕としては嬉しいやら恥ずかしいやらである。
僕たちは知床五湖・展望台で自然を満喫し、ウトロウトロと銘打ったウトロ温泉地へと向かった。ここに二泊目のホテルがある。早めにホテルへ到着し、というより、もう午後4時を回ると、あたりは真っ暗。これじゃああ、どこも見学できない。海岸線を見ながら車はホテルを目指した。既に車内でホテルの部屋番号の札が渡されていた。ホテルに着くと、ホテル職員一同の歓迎を受け、僕たちは部屋へと向かった。
なかなかこぎれいなホテルである。今度は畳敷きの部屋で、三人が枕を並べて眠れるようだ。夜が怖いぜ・・・・・。「まずは風呂だ」と言うことで、三人連れだって浴場へと向かった。いやいや、こちらの風呂はどこもでかくて浴槽がいくつもある。二階にあがると露天風呂があり、夜景が一望できる。不思議なことに風呂に入ると、いつも三人ばらばらだ。それぞれに、小さなちんちんを見せたくないのだろう。外国のヌード村では堂々と、ちんちん丸出しで歩いたが、日本の地ではなんとなく恥ずかしい。
従って、浴槽に浸かる者有り、体を洗う者有り、僕は早々に露天風呂へと向かった。
露天風呂は寒かった。湯に浸かっていないと体がしばれる。風前の灯火となったみ頭髪は、凍りそうに冷たい。僕は小さく縮んだちんちんをタオルで覆い、すかさず階下へ降りた。のび太君とネズミ男君はどこにいるのか、湯気でよく分からなかった。冷えた体を浴槽で温めボディーを洗浄して湯から上がった。例によって待つこと数分。二人があがってきた。「あんた、いつも早いねーーー」とはのび太君の弁。これが僕の特徴だ。カラスの行水・・万歳。
部屋へ戻り、少し雑談をした後、宴会場へと向かった。畳敷きの大きな部屋に椅子とテーブルが配置してあり、一人一人に膳が施してあった。畳敷きなのに椅子に座って会席料理とはしゃれている。僕たちは四人用の席に案内された。そうそう、今宵は添乗員さんが我々と同席して食事をするのだ。相変わらず、忙しそうに飛び跳ねていたが、程なくして我々の席へやってきた。「ご苦労様」と言って、さっそくビールで乾杯だ。「うまそうに、喰らうビールで、肩の荷おり」。そんな心境だろう。
「きょうは 飲むわよ」と、添乗員さんの鼻息も荒くなった。我々も負けじと焼酎のおかわりを。賄い人さんは行ったり来たりで大わらわだ。調子に乗った僕、ジャイアンは、賄い人さんにおねだりだ。「この箸のせ、いいねえーーー。僕、もらってもいいかなーーー?」。賄い人さん、そく曰く。「いいわよーーーー。記念にあげる」ときた。いちおう言ってはみるものだ。僕はにこにこ、のび太君も、ネズミ男君も、あきれた顔をしていた。
添乗員さんが、僕たちの横に陣取った客は、僕たちと同郷の人だと教えてくれた。話を聞いてみると母・娘の二人ずれでこの旅に参加していた。なんでも、娘はやがて嫁ぐと言うことだ。母・娘の記念の旅ということらしい。さらに驚くべきは、のび太君の実家近くの出身だった。意気投合することは言うまでもない。「僕たち三人が、一体どういう人たちなのか?」と興味を感じていたと言う。それもそうだろう。はげ茶瓶のとっちゃん坊やたちだ。奇妙に感じない方が不思議だ。まあ、それはそうと、楽しい会食の後、カラオケに行くことになる。
それはそうと、僕の旅日記も長らく中断していた。記憶もどんどん遠ざかっている。早いとこ仕上げなくちゃ-、のび太君もネズミ男君も首を長くして待っている。ネズミ男君に言わせると、過去の旅日記は重要書類の一つとして、金庫ならぬ大事な保管場所に安置しているそうな。死ぬとき、棺桶とともに葬って欲しいとのことだ。まああ、僕としては嬉しいやら恥ずかしいやらである。
僕たちは知床五湖・展望台で自然を満喫し、ウトロウトロと銘打ったウトロ温泉地へと向かった。ここに二泊目のホテルがある。早めにホテルへ到着し、というより、もう午後4時を回ると、あたりは真っ暗。これじゃああ、どこも見学できない。海岸線を見ながら車はホテルを目指した。既に車内でホテルの部屋番号の札が渡されていた。ホテルに着くと、ホテル職員一同の歓迎を受け、僕たちは部屋へと向かった。
なかなかこぎれいなホテルである。今度は畳敷きの部屋で、三人が枕を並べて眠れるようだ。夜が怖いぜ・・・・・。「まずは風呂だ」と言うことで、三人連れだって浴場へと向かった。いやいや、こちらの風呂はどこもでかくて浴槽がいくつもある。二階にあがると露天風呂があり、夜景が一望できる。不思議なことに風呂に入ると、いつも三人ばらばらだ。それぞれに、小さなちんちんを見せたくないのだろう。外国のヌード村では堂々と、ちんちん丸出しで歩いたが、日本の地ではなんとなく恥ずかしい。
従って、浴槽に浸かる者有り、体を洗う者有り、僕は早々に露天風呂へと向かった。
露天風呂は寒かった。湯に浸かっていないと体がしばれる。風前の灯火となったみ頭髪は、凍りそうに冷たい。僕は小さく縮んだちんちんをタオルで覆い、すかさず階下へ降りた。のび太君とネズミ男君はどこにいるのか、湯気でよく分からなかった。冷えた体を浴槽で温めボディーを洗浄して湯から上がった。例によって待つこと数分。二人があがってきた。「あんた、いつも早いねーーー」とはのび太君の弁。これが僕の特徴だ。カラスの行水・・万歳。
部屋へ戻り、少し雑談をした後、宴会場へと向かった。畳敷きの大きな部屋に椅子とテーブルが配置してあり、一人一人に膳が施してあった。畳敷きなのに椅子に座って会席料理とはしゃれている。僕たちは四人用の席に案内された。そうそう、今宵は添乗員さんが我々と同席して食事をするのだ。相変わらず、忙しそうに飛び跳ねていたが、程なくして我々の席へやってきた。「ご苦労様」と言って、さっそくビールで乾杯だ。「うまそうに、喰らうビールで、肩の荷おり」。そんな心境だろう。
「きょうは 飲むわよ」と、添乗員さんの鼻息も荒くなった。我々も負けじと焼酎のおかわりを。賄い人さんは行ったり来たりで大わらわだ。調子に乗った僕、ジャイアンは、賄い人さんにおねだりだ。「この箸のせ、いいねえーーー。僕、もらってもいいかなーーー?」。賄い人さん、そく曰く。「いいわよーーーー。記念にあげる」ときた。いちおう言ってはみるものだ。僕はにこにこ、のび太君も、ネズミ男君も、あきれた顔をしていた。
添乗員さんが、僕たちの横に陣取った客は、僕たちと同郷の人だと教えてくれた。話を聞いてみると母・娘の二人ずれでこの旅に参加していた。なんでも、娘はやがて嫁ぐと言うことだ。母・娘の記念の旅ということらしい。さらに驚くべきは、のび太君の実家近くの出身だった。意気投合することは言うまでもない。「僕たち三人が、一体どういう人たちなのか?」と興味を感じていたと言う。それもそうだろう。はげ茶瓶のとっちゃん坊やたちだ。奇妙に感じない方が不思議だ。まあ、それはそうと、楽しい会食の後、カラオケに行くことになる。
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