僕たちの旅も三日目となると、いよいよクライマックスを迎える。思えば旅の最初は、滝ばかり見てきたようで湿っぽく、だんだんゴージャスになってきたようだ。おっと、そう言いながら、今日最初の見学も滝だった。

なんでも、「オシンコシンの滝」と言うらしく、思わず「おしっこ」したくなるような名前だ。別名を「双美の滝」と言い、二筋に別れて、堂々と流れ落ちる様は迫力満天らしい。「なるほどねえーーー」と、みな相槌をうつ。

車は今日の目的地「阿寒湖」を目指して走る。途中、かの有名な「摩周湖」とやらを車窓から見た。バスガイドさんが、「右手の方をごらんください。あそこが摩周湖です」という。。えええう、何も見えない。すかさずバスガイドさんが、「生憎、今日は霧が立ちこめていますね。湖がはっきり見えませんね。残念ですが、またの機会にごらんになってください」という。

摩周湖か?。布施明さんが歌っていたっけ。「霧の摩周湖・・・・霧に抱かれて静かに眠る。・・・・・」。まさに歌の通り。それにしても、眠りすぎだぜ。霧だけしか見えない。まああああいいか。その後どこへ行ったんだったっけ?。

そうそう、知床自然センターという施設に入り、中で知床の四季を大型スクリーンで観賞したっけ。自然とは何と偉大で優美で、かつ恐怖に満ちていることか。我々人間は、この大自然の中で生かされているんだということを、つくづく感じた。

ここだったっけ?。マイナス15度という部屋に流氷が置いてあるそうな。有料だったか無料だったか忘れたが、中を見学することにした。入り口で、タオルを渡され、中で振り回すとこちこちに凍るそうだ。「へえ^^つ、そんなに中は冷えているの」と興味津々だ。

あった。あった。岩ほどもある流氷がいくつも安置してある。僕たちはおそるおそる手で触わった。「なあんんだ。氷の親分か?」と、安心した。僕たちは入り口で言われたとおり、タオルを部屋のなかで、ぐるぐると振り回した。みるみるうちにタオルがこちこちになっていく。なるほど、おもしろい。ただ一つ不愉快なこと。「俺のちんちんより硬いじゃないか」。まああいいか。自然の威力にはかなわない。

僕たちは自然センターを後にした。車はいよいよ最終目的地、「阿寒湖温泉地」を目指す。時計を見た、まだ正午ごろ。途中で「わかさぎ定食」を取る予定。どんな魚だったかすっかり忘れていた。ししゃもみたいな魚だろう?。違ったかな?。そんな事を考えながらとあるレストランへ到着した。確か2階の大食堂に案内されたと思ったが、すでに記憶から遠ざかっている。多分、僕たちは小皿に数匹もられた、ワカサギを何の疑問もなく食らい、ビールを飲んだことだけは確かだ。

昼食を終え、車は阿寒湖を目指した。なんでも今日は早い時間にホテルへ着くそうで、後は自由時間。阿寒湖の周辺を見学するメンバーと、自由時間を利用して「釧路湿原」まで足を伸ばすメンバーに別れた。もち、僕たちは湿原を目指した。丹頂鶴を見たかったのだ。のび太君はそのために旅行に参加したんだと言う。ネズミ男君も同感のようだ。僕は、そこまでの意気込みはなかった。何となれば、「カメラ」が壊れているし、携帯のカメラでとっても、おもしろくないからだ。

車は、道内でも有名というホテルに到着した。やっと、町らしい雰囲気の所に来た感じがした。ホテルの周囲には出店がずらっと並んでいて、客を待ち構えていた。まずは、湿原だぜ。くれぐれも、失言がないように・・・・。約、半数のメンバー達が湿原へ行くようだ。いざ、出発。おっと、その前に阿寒湖の前で、乗客全員で記念撮影ということになったが、生憎小雨が降り始め、撮影は流れた。僕たち三人は雨なんぞ、なんのそのと、阿寒湖と銘打った横カンバンの前で、雨に打たれながら交互に記念撮影をした。思い出に残る写真が撮れた模様。、





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