とっちゃん坊や達の旅、国内編。(16)
2011年2月23日 日常とっちゃん坊や達の旅。国内編。(16)
最後の夜をホテル内のスナックで過ごすことに決定。ホテルの2階にそれらしき入り口があった。恐る恐る中をのぞいてみると、カウンターと、その奥に10名程度座れそうなテーブルが施してあった。すでに4~5名の団体客が先陣を切り、歌で盛り上がっていた。
僕たちも奧のテーブルに陣を取る。よくよく観察してみると、年配の夫婦一組と、その連れらしい若者三名が、歌ったり、ピーチクパーチクと、話に花を咲かせていた。特に年配の男性はマイクを持って何曲も披露。歌う天国、聞く地獄とはこのことだ。失礼ながらやかましくて仕方がない。人の事ばかりは言えないか?。我々は、苦笑いしながら、歌の終わる度に拍手を送った。まああ、これは礼儀というものだろう。
次に若い女性が歌を披露。さすがにナウな歌。結構上手だった。どこから来た人たちなのか知らないが、都会的な雰囲気を漂わせていた。僕たちは田舎のとっちゃん三人坊や達。どう思われていたか知らないが・・・・・。うさんくさい連中と思われたかも知れない。
若い一人の女性が、「歌いませんか?」とマイクを差し出してきた。のび太君が、「待ってました」とマイクを受け取った。ジャイアンと、のび太君の心は決まっていた。まずは、ネズミ男君に、例の激しい歌、「恋のハートブレイク」を所望。彼は「おい、やめてよーーー」と言いながらも、マイクを」とり、立ち上がり、ツイストを踊りながら、大声で歌い出した。ツイストがうまいんだよなあーー。これが馬鹿うけで、場内、いや館内、いやいや、店内は大爆笑。一人の女の子も歌にあわせて踊り出す。
これを発端として、団体客とすっかり打ち解けてしまった。後は野となれ山となれだ。僕たちも次々と歌を披露。ジャイアンはコスモスに始まり、名残雪、いっそセレナーデなどを披露。のび太君は得意のクラブでチークダンスを踊るようなムード曲に専念。うっとりだ。ネズミ男君は、あたかも我々を象徴するような「時代遅れ」という曲で締めくくった。最後に僕は女性の一人と踊りながらメリージェーンを。これがいいんだよなあーー。オー・ユー・オンマイマインドとは行かなかったが・・・。
いかほど飲んだのか覚えていない。宵もふけて団体客が店を去った。僕たちは決まり文句のごとく再会を誓い合った。抜け目のないジャイアンはすかさず、一人の女性のメールアドレスを入手。ウッ、シッシー。だが、しかし、バット、別れた後は彼女の顔の輪郭さえ覚えていない。如何に、いい加減な男かと我が身を反省だ。出会いとはそういうものだろう。深く心に残る出会いならば、ずっと覚えているはずだが、遊び、かつ、酒が入ると、記憶が混濁してしまう。
僕たちは皆、空ろな眼でベッドインした。今日ばかりは他人のいびきが気にならなかった。それもそうだ。眠りに落ちたのが一番早かったせいかもしれない。後の二人のことはいざ知らず。最後の夜が明けようとしている。
最後の夜をホテル内のスナックで過ごすことに決定。ホテルの2階にそれらしき入り口があった。恐る恐る中をのぞいてみると、カウンターと、その奥に10名程度座れそうなテーブルが施してあった。すでに4~5名の団体客が先陣を切り、歌で盛り上がっていた。
僕たちも奧のテーブルに陣を取る。よくよく観察してみると、年配の夫婦一組と、その連れらしい若者三名が、歌ったり、ピーチクパーチクと、話に花を咲かせていた。特に年配の男性はマイクを持って何曲も披露。歌う天国、聞く地獄とはこのことだ。失礼ながらやかましくて仕方がない。人の事ばかりは言えないか?。我々は、苦笑いしながら、歌の終わる度に拍手を送った。まああ、これは礼儀というものだろう。
次に若い女性が歌を披露。さすがにナウな歌。結構上手だった。どこから来た人たちなのか知らないが、都会的な雰囲気を漂わせていた。僕たちは田舎のとっちゃん三人坊や達。どう思われていたか知らないが・・・・・。うさんくさい連中と思われたかも知れない。
若い一人の女性が、「歌いませんか?」とマイクを差し出してきた。のび太君が、「待ってました」とマイクを受け取った。ジャイアンと、のび太君の心は決まっていた。まずは、ネズミ男君に、例の激しい歌、「恋のハートブレイク」を所望。彼は「おい、やめてよーーー」と言いながらも、マイクを」とり、立ち上がり、ツイストを踊りながら、大声で歌い出した。ツイストがうまいんだよなあーー。これが馬鹿うけで、場内、いや館内、いやいや、店内は大爆笑。一人の女の子も歌にあわせて踊り出す。
これを発端として、団体客とすっかり打ち解けてしまった。後は野となれ山となれだ。僕たちも次々と歌を披露。ジャイアンはコスモスに始まり、名残雪、いっそセレナーデなどを披露。のび太君は得意のクラブでチークダンスを踊るようなムード曲に専念。うっとりだ。ネズミ男君は、あたかも我々を象徴するような「時代遅れ」という曲で締めくくった。最後に僕は女性の一人と踊りながらメリージェーンを。これがいいんだよなあーー。オー・ユー・オンマイマインドとは行かなかったが・・・。
いかほど飲んだのか覚えていない。宵もふけて団体客が店を去った。僕たちは決まり文句のごとく再会を誓い合った。抜け目のないジャイアンはすかさず、一人の女性のメールアドレスを入手。ウッ、シッシー。だが、しかし、バット、別れた後は彼女の顔の輪郭さえ覚えていない。如何に、いい加減な男かと我が身を反省だ。出会いとはそういうものだろう。深く心に残る出会いならば、ずっと覚えているはずだが、遊び、かつ、酒が入ると、記憶が混濁してしまう。
僕たちは皆、空ろな眼でベッドインした。今日ばかりは他人のいびきが気にならなかった。それもそうだ。眠りに落ちたのが一番早かったせいかもしれない。後の二人のことはいざ知らず。最後の夜が明けようとしている。
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