朝の風景。

2011年5月23日 日常
 風強し。小雨混じりの今日。やや肌寒い。朝6時に起床。カーテンを開き、明かりを取り込む。朝の空気はうまい。テレビのスイッチを入れ、ニュースらしき番組に一瞥を投げる。

おっと、今日は資源物を出す日だった。透明の定まったビニール袋にため込んであった、カンカンと、ひもで結んだ古新聞、雑誌等を荷車に乗せ、フェンスの外にあつらえてある小屋まで運んだ。「しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん、ギーコ、ギーコ」。音楽を奏でているようだ。小屋の鍵は7時に解錠される。ちょっと、早かったか?まだ、開いていなかった。雨に濡れてもたいして支障のないカンカン袋を小屋の横に置き、古新聞、雑誌等は持ち帰りだ。まあ、これは仕方がない。定刻を過ぎた頃、再出動だ。

小雨の中、メロンパンのように大きくなった紫陽花が、怪しげ色彩を呈しながら僕を迎えた。不思議な花だ。「愛しているなら愛している」と言ってくれ、と叫びたいが、所詮、無理なこと。今日は水を欲しがっていないようだ。小雨がしっとりと大地をぬらすだろう。

玄関横の月下美人は、ようやく息を吹き返したようだ。新しい茎が、にょきにょきと伸び始めた。花が咲くかどうかは今のところ不明。まあ、元気になったことが何よりだ。

それにしても、五月の青葉若葉は美しい。左手には黄金の麦畑、右手には目に優しい真緑の草原、山々が・・・。こんな時、バスガイドさんなら、どう表現するだろうか?。「皆様、左手の方をご覧くださいませ。たわわに実った黄金の麦穂が風にそよいでいます。まもなく刈られ、ビールの原料として出荷されまあーーす。程なく、皆様の喉を潤すことになるかと思いまあーーーーす。おいしいからと言って、くれぐれも飲み過ぎませんように」「今度は右手をご覧くださあーーーい。青葉若葉が目に痛くありませんか?。この時期は古い殻を脱ぎ捨て、新しい若い命が育まれようとしていまあーーーす。皆様、自分のほっぺを触ってみてくださあーーい。何となくみずみずしく感じませんかあ。皆さんも脱皮しているんですよおーーー。五月万歳!!!」とは言わないか?。

まあ、こんな風に感じながら午前が過ぎようとしている。午後、来客の予定あり。クライアントだ。既に僕の準備は出来ている。後は、スムーズに処理が進むことを願うのみ。

最近、夜の娑婆へ出かけていないので、少々、ネオンが恋しい。出かけるべきか?否か?。出かけよう。いや待て。うんん、迷うくらいなら、出かけるのが吉か?。とりあえず、その時間になって考えよう。花ならぬ色香に惑わされなきよう、心しなくちゃあーーー。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索