冬来たりならば、春遠からじ。春が間近だ。とは言え、天気予報の3ヶ月予想では、気温が平年並みか、それを下回るそうだ。要するに寒い日が続くということ。なんでも、南米沖の、「エルニーニョ。いや違った、なんとか現象」の影響らしい。

今日も寒い。昨日よりはましだが、一時的に暖房のお世話になっている。節電と言うこともあり、極力、スイッチオフにしている。ただ、こう寒いと集中力に欠け、仕事も他のことも先へ進まない。というわけで、「ありがたや、ありがたや文明の利器」である。

そんな中、いよいよ、のび太君が提案した、「楠木守護に生涯を捧げた女性」の春の公演が近まってきた。のび太君の狙いは、郷土のすばらしい女性の生き様をみんなに知ってもらいたいという思いである。のび太君は既に割り当てられた300枚のチケットの内、200枚を捌いたそうな。どんなルートがあるのか知らない。聞いても教えてくれない。まさか、じぶんで 購入ということもあるまい?。それはないよなあーーー。

それに引き替え、彼の三分の一、100枚近くを預かった僕は、まだ十数枚程度しか売れていない。僕もちゃっかりしたものだ。行きつけのスナックや、小料理屋のママさんに10枚ずつ預け、お客さんに売ってくれるように頼んである。苦しいときの神頼み、ママだのみだ。情けないと言えば情けないか?。小心者のジャイアンです。お許しを・・・。

今、チケット完売間近の小料理屋がある。「店の名前をだしていいよ」と言われたので、書くことにする。「梓(あずさ)」という名前。娘の名前からつけたそうだ。僕も通い始めて10年近く。1年に1枚の計算で10枚かあーー。計算が合うぜ。

ところで、梓のママは小柄ながら、至って美人。雪女ならぬ桜女である。ビールを勧めると、「小瓶でいただこうかしらーーー」と言って、おいしそうに飲み、顔を赤らめる。かくして桜女である。いつも和服に身を固めている。店舗は自前。従業員なし。室内はカウンター7席。四畳程度の小部屋が一つ。すべて埋まったところで12~13名程度で満席だ。一人でまかなうには、ぎりぎりだろう。

彼女の偉いところは、英語が好きで、近くにある高校の外人教師について、週1回勉強している。僕も時折、カタコト英語で、彼女に話しかけるが、これが結構おもしろい。僕が訂正させられることたびたび。そりゃあーそうだろう。勉強している人にはかなわない。

彼女の店はいつも常連客で満杯だ。早めの予約を入れ、席を確保しなくてはならない。僕は友人と開店早々行くことが多い。電話を入れると、「今、着替え中だから、カウンターで待ってて」との返事。僕たちは流れている英語のBGMをポカーンと聞きながら、「今や遅し」と、彼女の登場を待っている。「おまたせ」と、にっこり笑顔で彼女が出現。

昨年、店に張り紙がしてあり、「しばらくお休みします」と書いてあった。何事かと思っていたら、外人教師と、もう一人の外人を連れ立って、女3人でヨーロッパを旅行したそうだ。イギリス、フランス、イタリア・・・。うらやましいぜ。

「三人寄れば文珠の知恵」というが、彼女たちの場合、「三人寄れば文句の知恵」ということになるか?。どうも、喧嘩をしたらしい。それもそうだろう。女同士となれば、各人のわがままが先に立ち、まとまる話もお流れだ。挙げ句の果て、梓のママは迷子に。通じると思っていた英語も、なかなか功を奏せず、やっとのことで、ホテルにたどり着いたそうな。ここで、僕は「うんんんんんーーー」とうなった。男で良かったという思いか?。

そんな訳で、のび太君の為に、チケット完売を目指し、これから奮闘せねばなるまいて。今日も行こうぜ。えええーーーい。書きたいことは山ほどあるが、この辺で止めておこう。






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