「夜泣き爺さん」、目の手術。
2012年1月31日 日常「夜泣き爺さん」、目の手術。
今日は、夕方から、「夜泣きじいさん」の入院見舞いに行く。誰もが一度は経験する簡単な目の手術。入退院が面倒なので、しばらく入院のまま、時間をおいて、片目ずつ処理するらしい。てなわけで、退院する前に見舞おうというわけだ。
彼は旅仲間の一人。最高齢の大親分である。「夜泣きじいさん」という名前は僕、ジャイアンが命名した。ドラえもん君が後見人になっている。身寄りがないため、一人暮らしだ。他に、のび太君、ネズミ男君が加わり、4名での見舞いとなる。見舞い後4人で一杯やろうという公算。グッドアイディア。
「夜泣きじいさん」とは、ベトナム、韓国、そして昨年はワイナリーツアーということで、近県のあちこちを旅した。国内でのドライバーは彼だ。7人乗りのワゴン車を所有していた。いつも、ドラえもん君が助手席に座り、あれこれと指示をする。「じいさん、そっちじゃない。スピード落として、落として・・・」。うるさい小姑だぜ。僕等は後部座席に座り、「わいわい」言いながら缶ビールで舌鼓。「じいさん」は「車を降りたら飲むでーーー」と眉間にしわを寄せること常のごとし。
ところが、昨年、ワイナリーに向かう途中、車にトラブルが発生。高速を降りたところで、車のフロント部分から煙が。オーバーヒートか?。幸い近くに修理工場があり、そこへ、車を預けることに。僕、ジャイアンは仕事の都合で、後から合流することになっていた。足が無くなった彼らは、バスや電車を乗り継いで、やっと、目的地までたどり着いたそうな。僕に「早く来い、早く来い」と言うので、何事かと思ったら、車がトラブったとのことで、僕は、あたふたと現地へ向かった。以後は僕の車での移動となった。
獣道みたいな山道を通り抜け、のび太君紹介の別荘地へたどり着いた。コウモリ男や、バンパイアが出そうな古びた屋敷。「今日はここで宿泊かあーー」。緊張の面持ちで面々、中へ入った。板張りと、畳敷きが施してあり、天井が高く、広い空間を醸し出していた。もち、温泉も引いてあった。
僕たちは、いつものごとく、持ち込みの焼酎やワインで気勢を上げたことは言うまでもない。「さああーーーいよいよ寝るか?」と言うことになり、押し入れから、めいめい布団を取り出した。布団はおびただしく積み上げられていた。結構、宿泊客も多いのだろう。
夜泣きじいさんとドラえもん君は、奥まったところにある別室へ。ホテルでも二人はいつも一緒だ。親子ならぬ、ホモ達ってところか?。いつぞや、ぐてんぐてんに酔っ払ったドラえもん君を部屋まで運ぶのに苦労した思い出がある。まさに「トド」だ。彼は「覚えていない」と言う。酔っ払ったときは、夜泣き爺さんが、ドラえもん君の後見人である。一体、どうなってんの?。今宵は如何に?。
それはさておき、のび太君と、ネズミ男君と、僕ジャイアンの三人は、二十畳はあるかと思われる畳の部屋で相寝だ。寝る配置はいつも決まっている。のび太君を真ん中に、ネズミ男君が左。ジャイアンが右である。部屋が広いので、布団と布団の間隔が結構取れるので幸いだ。雷のごとき、ネズミ男君のいびきに悩まされ無くて済む。のび太君はいつも、真ん中で、左右のいびきに、「さぞかし迷惑を被ってだろうなあーー?」と、思っていたら、そうでもないようだ。寝たら硬直した石像のように動かない。「直寝不動」である。さすが紳士だ。
だが、さにあらず。その夜は、彼も我慢の限界を超したのだろう。朝、目が覚めたら、のび太君がいない。布団もない。「あれっ」と、周りを見回すと、遠くはなれた板張りに、のび太君の布団が敷いてあった。「ごめんごめん」と言うと、彼はにっこり笑いながら、「昨夜は二人とも、すごかったぜ」と言う。相知らぬ僕たちだ。ネズミ男君はジャイアンを責め、ジャイアンはネズミ男君を責める。
まあ、こんな風で、仲良しに「とっちゃん坊や」達である。今日はこの日記を持参して、夜泣き爺さんに読ませようと思っている。おっと、目は大丈夫かなあーーー?。涙で目が曇りはしないか、心配だ。
今日は、夕方から、「夜泣きじいさん」の入院見舞いに行く。誰もが一度は経験する簡単な目の手術。入退院が面倒なので、しばらく入院のまま、時間をおいて、片目ずつ処理するらしい。てなわけで、退院する前に見舞おうというわけだ。
彼は旅仲間の一人。最高齢の大親分である。「夜泣きじいさん」という名前は僕、ジャイアンが命名した。ドラえもん君が後見人になっている。身寄りがないため、一人暮らしだ。他に、のび太君、ネズミ男君が加わり、4名での見舞いとなる。見舞い後4人で一杯やろうという公算。グッドアイディア。
「夜泣きじいさん」とは、ベトナム、韓国、そして昨年はワイナリーツアーということで、近県のあちこちを旅した。国内でのドライバーは彼だ。7人乗りのワゴン車を所有していた。いつも、ドラえもん君が助手席に座り、あれこれと指示をする。「じいさん、そっちじゃない。スピード落として、落として・・・」。うるさい小姑だぜ。僕等は後部座席に座り、「わいわい」言いながら缶ビールで舌鼓。「じいさん」は「車を降りたら飲むでーーー」と眉間にしわを寄せること常のごとし。
ところが、昨年、ワイナリーに向かう途中、車にトラブルが発生。高速を降りたところで、車のフロント部分から煙が。オーバーヒートか?。幸い近くに修理工場があり、そこへ、車を預けることに。僕、ジャイアンは仕事の都合で、後から合流することになっていた。足が無くなった彼らは、バスや電車を乗り継いで、やっと、目的地までたどり着いたそうな。僕に「早く来い、早く来い」と言うので、何事かと思ったら、車がトラブったとのことで、僕は、あたふたと現地へ向かった。以後は僕の車での移動となった。
獣道みたいな山道を通り抜け、のび太君紹介の別荘地へたどり着いた。コウモリ男や、バンパイアが出そうな古びた屋敷。「今日はここで宿泊かあーー」。緊張の面持ちで面々、中へ入った。板張りと、畳敷きが施してあり、天井が高く、広い空間を醸し出していた。もち、温泉も引いてあった。
僕たちは、いつものごとく、持ち込みの焼酎やワインで気勢を上げたことは言うまでもない。「さああーーーいよいよ寝るか?」と言うことになり、押し入れから、めいめい布団を取り出した。布団はおびただしく積み上げられていた。結構、宿泊客も多いのだろう。
夜泣きじいさんとドラえもん君は、奥まったところにある別室へ。ホテルでも二人はいつも一緒だ。親子ならぬ、ホモ達ってところか?。いつぞや、ぐてんぐてんに酔っ払ったドラえもん君を部屋まで運ぶのに苦労した思い出がある。まさに「トド」だ。彼は「覚えていない」と言う。酔っ払ったときは、夜泣き爺さんが、ドラえもん君の後見人である。一体、どうなってんの?。今宵は如何に?。
それはさておき、のび太君と、ネズミ男君と、僕ジャイアンの三人は、二十畳はあるかと思われる畳の部屋で相寝だ。寝る配置はいつも決まっている。のび太君を真ん中に、ネズミ男君が左。ジャイアンが右である。部屋が広いので、布団と布団の間隔が結構取れるので幸いだ。雷のごとき、ネズミ男君のいびきに悩まされ無くて済む。のび太君はいつも、真ん中で、左右のいびきに、「さぞかし迷惑を被ってだろうなあーー?」と、思っていたら、そうでもないようだ。寝たら硬直した石像のように動かない。「直寝不動」である。さすが紳士だ。
だが、さにあらず。その夜は、彼も我慢の限界を超したのだろう。朝、目が覚めたら、のび太君がいない。布団もない。「あれっ」と、周りを見回すと、遠くはなれた板張りに、のび太君の布団が敷いてあった。「ごめんごめん」と言うと、彼はにっこり笑いながら、「昨夜は二人とも、すごかったぜ」と言う。相知らぬ僕たちだ。ネズミ男君はジャイアンを責め、ジャイアンはネズミ男君を責める。
まあ、こんな風で、仲良しに「とっちゃん坊や」達である。今日はこの日記を持参して、夜泣き爺さんに読ませようと思っている。おっと、目は大丈夫かなあーーー?。涙で目が曇りはしないか、心配だ。
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