幾分か寒さが柔らいだかと思っていたら、この寒さだ。三寒四温とはよく言ったものだ。粉雪が降っている。今日は午後から外で数時間の仕事。外と言っても暖房のきいた部屋での仕事。ありがたや。ありがたや。

それまでの間、何をしようかと思案した。机上の仕事はあるが、今ひとつ気が乗らない。というわけで、この日記帳をしたためることにした。本来、貧乏性の僕。まだ暖房を入れていない。とりあえず、震える手でこの日記帳をしたためることにした。

一昨日は、生牡蠣をくれた本間氏と小料理屋「梓」で再会。店は午後6時開店。僕は足早に店へ赴いた。既に彼はカウンター席に着座していた。早い。それもそうだろう。彼はこの店の隣保班だからなあーーーー。程なくして、二階の階段から「コトコト」と足音が・・。和服姿のママが登場。いつもどおり、にっこり笑顔で「あらーー、いらっしゃい」の挨拶。この笑顔が曲者なんだよなーーー。つい、アルコールが弾んでしまう。ママ曰く。「私も、小生でいただこうかしら?」と。「ど、どうぞ」と勧める。

そう言えば、夜11時頃、タイからの留学生三人が、駅に到着するとのこと。飲んだ後、駅まで迎えに行かねばならないとのこと。彼はボランティアで宿泊を提供している。三人は翌朝、大学での講義に参加するそうな。友人の「のりちゃん」先生からの頼みと言うこともあり、彼は気軽に応じたわけだ。困ったときの本間頼みである。

僕も一月初め頃だったか?。彼の世話になった、別の友人が事務机をくれるという。事務机といっても、長さ1メートル80センチの、木製両袖引出つき、プレシデント・デスクだ。僕は同じようなデスクを今、使っている。ちょっと古いので、入れ替えるのに幸いと思った。本間氏に話すと、その当日、彼が軽トラックを借りてきて、デスクを我が家まで運んでくれたのだ。もつべきは友達だぜ。

運ぶときデスクの状態を見た。古さは「僕のとあまり変わらないなーーー」と思ったが、「まあいいか。くれる物ならなんでもいただこう」と、にこにこ顔でいただいた。運び入れるとき、助っ人が必要と言うことで、ドラえもん君と夜泣き爺さんに頼んでいた。

あらかじめ、事務所のフロアーを掃除していたが、助っ人がなかな来ない。仕方なく本間氏と二人で、デスクを入れ替えることにした。「わおーーーーつ。すばらしい」と言いたいところだが、据え付けた途端、山の神が「あんた、前の机の方が良かったじゃない。すぐ入れ替えなさい」と言う。僕も内心はそう思った。僕はすかさず、「は、はい。そうします」と言って、友人達が帰った後、一人で元に戻す羽目に。「およよーー、ご養子様はつらいぜ」。

もらってきたデスクを如何せんと思い、ドラえもん君に勧めたら、彼も首をたてに振らない。誰も引き取り手がないなら、「リサイクルショップへ持ち込んだら」と、ドラえもん君が言う。それも一つの案だ。とりあえず、電話をしてみたら、木製で、そんなに大きいやつは引き取らないという。とりあえず庭の片隅にホローをかぶせて置いておいた。

その後、ブルガリアから来ている友人にその話をすると、「僕、欲しい」という。「えええつ、こんなに古くてもいいの?」と、聞くと、「前からデスクが欲しかったんだ」という。渡りに船とはこのことだ。今は、新たに塗装を施し立派に蘇り、彼の書斎に据え付けられたと言う。めでたし。めでたしだ。天はまだ、僕を見放していなかったぜ。大げさか?。

僕は相変わらず元のデスクをなでなで、机上の仕事にいそしんでいるって次第。







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