震災から一年。

2012年3月7日 日常
 まだ肌寒いが、すっかり春めいてきた。梅の花が、空に向かって凛凛しい姿を呈している。梅の花を見るといつも、「凛凛しい男でありたい」と思うのだが、相変わらず、おっちょこちょいで、あんぽんたんの僕がいる。去年は梅の実がさほど取れなかった。今年はいかがなものか?。そんな事ばかり考えている、さもしい男であります。

ところで、東日本大震災から、まもなく一年。復興への道のりはまだ遠いようだ。こういう時こそ、皆が力を合わせ、傷を分かち合わねばならないだろう。目にするボランティアの方々には頭が下がる。

有史以来、人間は自然の脅威におののいてきた。そのたびに知恵を働かせてきた。確かに、脅威を軽減することはできたが、まだ払拭するまでには至っていない。だから怖いのだ。いずれ科学の力が、差し迫った危機を、何事も無かったかのごとく、一網打尽にする日も来るだろう。

悲しいかな、今を生きている我々人間はその恩恵に預かれないだろう。ということは各人一人一人が日頃より、危機管理、防災管理等について、意識を高め、周到なる準備が必要と言うことだ、

人の生死も様々。ただ、不慮の事故で死に至ることこそ、悔やまれることはない。運命と言ってかたづけられる問題ではない。悲し過ぎる。神も仏もあったものではない。

震災で亡くなられた方達もそうだろう。残った遺族の人たちはいたたまれない。それでも人は生きて行かねばならないのだ。永遠に消えない悲しみを背負って・・・・。まさに生は残酷でもある。

昨今、世界の情勢がきな臭い。同じ人類なのに、人が人を殺し合う兵器の開発に色んな国が奔走している。自然の脅威が払拭されない限り、どんな高度な兵器も、風の前の塵に同じ。「わかっちゃいるけどやめられない」のが人間なんだろうか?。

いつも能天気な事ばかり書いているが、今日は何故か神妙になった。東日本大震災で亡くなられた方々の冥福を心より祈ります。



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