三月の終わりに寄せて。

　三月もいよいよ終わりだ。肌寒さを残したまま、四月に突入する。桜も今、三分咲きってところか？。四月の八日、ちょうど桜が満開になった頃、のび太君事務所裏の神社らしき境内で、花見としゃれ込むことになっている。この場所は近所のよしみなのか、後片付けさえきちんとやっておけば、快く貸してくれる。のび太君の日頃の行いが良いからだろう・・・。合掌。

昨年も同じ場所で催した。バーベキューセットを据え、野菜をはじめ各種取り混ぜた具を大胆に焼き、酒のつまみにする。これがまた旨いんだよなあーーーー。昨年は10数名ほど集まった。恐らく今年もそれくらい集まるだろう。ねずみ男君も参加して、ちょろちょろする予定だ。残念ながら、カラオケはない。「ジュリアｰノハートブレイク」が聞けなくて残念だ。ドラえもん君と夜泣き爺さんは、今の所、参加の可否は不明。なにしろ、四月は行事が多くて、体が思うように空かないからなあーーー。

今日、三月最後の土曜日と、明日の日曜日は、我が家の座敷で、これまた、のび太君が発起人で始まった演劇の練習がある。体を張って県木を守った一女性の生き様を演劇にしたものだ。「郷土に、こんなにすばらしい女性がいたんだと言うことを老若男女の県民に、もっと知ってもらいたい」という思いが、のび太君の心を突き動かした。脚本も当地出身の、「笠原瑠璃子」さんが書いている。３時間近くの大舞台だ。

おっと、今、練習している最中だ。僕は離れた事務所にいるので、声は聞こえない。練習風景が気にはなるが、僕、ジャイアンが登場するわけでもない。エキストラでの声はかかったが、体よく断った。小心者のジャイアンにはとても無理だ。てなわけで、この備忘録をしたためる時間が取れている。

そうそう、のび太君も演劇に登場する。「ちょい役」らしいが、練習は熱心だ。歌もうまいが、役者としての素質もさるもの、ひっかくものだ。総勢50名近く、素人の俳優さんたちが立ち回る。確かに、金を取って、人に劇を見せるには、それ相応の練習が必要なことは言うまでもない。僕は、快く練習会場を提供した。

今はただ、劇の成功を願ってやまない。その前に、チケットを捌かねばならない。もう、十年以上も前になるか？。僕主催で催し物をしたとき、のび太君はチケットを50枚捌いてくれた。まあ、そのお返しではないが、今90枚のチケットを預かっている。60枚程度は捌けそうだ。しからば残りの30枚はどうする。僕も太っ腹だ。自ら購入し、半額で、もしくは、ただで知り合いに渡そうと思っている。

まだ半月以上は時間がある。最後の追い込みだ。夜の町に預けたチケットを回収に行かなくてはならない。これで、どの程度、票が伸ばせるか？。おっと、選挙ではなかった。回収に赴き、焼酎で乾杯。こうなれば御の字だが、世の中はそう甘くはなさそうだ。それでも、完売の声も聞こえているから、まんざらでもないか。飲み代もかさむなあーーーーー。