五月の空は高く、空気もすがすがしい。今日はまさにそんな日だ。ちょっと車を走らせると、清流をまたがって張られた紐に無数の鯉のぼりが泳いでいる。圧巻だ。童謡にもある。「甍(いらか)の波と雲の波。重なる波の中空を、橘(たちばな)かおる朝風に、高く泳ぐや鯉のぼり」

鯉のぼりの風習は江戸時代に始まったらしい。男児の出生と成長を願って、家の庭先に鯉に模した吹き流しを飾ったわけだ。女性が雛の節句なら男は端午の節句。こんな風習は、ずっと残って欲しい。

なんとなれば、近年、子供の数が減り続けているからだ。いつの日か、鯉のぼりも見れなくなるかも知れない。十五才未満の人口は総人口の13%くらいか?。一億弐千万人の13%といえば、壱千五百六十万人。少ないと言えば少ない。男女の数では男の方が多いそうな。「へえーーー、そうなんだ」。嬉しいぜ。娑婆世界を見回すと、女性ばかりのように思えるが・・・・。

そうか。これは高齢者の女性ばかりをを見ているせいかもしれない。女性は平均寿命が長いからなあーー。やはり男は短命で悲しい動物なんだ。「うえーーーーーん、悲しいぜ」。若い人よ、どんどん増えて欲しい。

まあ、それは仕方ないこととして、今日は部屋に篭もっているのはもったいないと思い、瞬く間に伸びた雑草を刈ることにした。そう言えば、先日、ドラえもん君が二基ある草刈り機械を借りにきた。歯を替えてやろうと思ったら、上等の機械の方のねじがすり減り、スパナが空回りだ。とりあえずもう一基の小型の奴の刃を替え、混合油を満タンにして貸した。ほんの一日の借用だから、「貸し賃はいらない」と言ったが、1000円を置いていった。この辺はさすが、ドラえもん君。手堅いぜ。

話がそれたが、今日は「何としても、すり切れた固定ねじを取り替えるぞ」と道具箱やら軍手を用意して、悪戦苦闘。努力の甲斐あって、ねじが揺るんだ。「やったぜ」。今度は新品のねじだから、長期間持つ。切れなくなっていた歯を取り替え、さっそく腰振り運動。おもしろいように草がなぎ倒されていく。ウエストが1センチは縮むか?と僕はご満悦。

周囲の田んぼには誰もいない。僕の奏でる機械音だけが響いている。のどかな五月の風景。これも今日までだ。明日からは、たまった仕事に本格的に取り組もう。


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