最近、当地では心地よい日が続いている。今日もまさにそんな日。周囲の田んぼでは黄金色に実った麦が、風でそよいでいる。早く「ビール」になりたいとでも言っているようだ。麦畑に挟まれた農道を車で走ると気持ちが良い。脳裏に「冷えたビール」が浮かぶ。おっと、いけない。運転を注意しなくちゃあーー。

やがて麦が刈られると、水田に早変わり。田植えが始まるのだ。毎年見慣れた風景。今はたった一人で機械を操り、田植えをする。超、合理的になったが、なんだか一抹の寂しさを覚える。昔みたいに,一家総出で、腰をかがめて苗を植えている姿が、懐かしく思える。

なんとなれば、昔、僕も一度だけ、アルバイトで農作業の手伝いをしたことがあるからだ。その時は田植えではなく、い草刈り。いわゆる畳表の材料になるやつだ。慣れないカマで根元から、「ほいこら、ほいこら」とい草を刈り取る。石灰かなにか知らないが、泥水に混ぜ込み、刈ったい草をつけ込む。十分しみこむまで足で踏む。その後、田んぼぎわの農道に干して乾かす。今ではほとんどの作業を機械でやっているが、当時は手作業だ。いやあーーー、これが、きついのなんのって。坊ちゃん育ちの僕?も、一週間やって、根をあげた。引き続き田植えをしないか?と誘われたが、さすがに断った。いただいた数万円のアルバイト料は魅力的だった。母に少し渡し、友達と旅に出た。そんな思い出がある。

昨今、都会では自然の脅威が取りざたされている。もちろん地方の田舎とて例外ではない。竜巻や地震、雷、大雨、さらに、これからは台風が心配である。また、先日、サイエンス番組を見て知ったが、地球上には毎日、隕石が降り注いでいるそうだ。ほとんど大気中で燃え尽きるが、砂粒やそれ以上、またそれ以下の残骸が地上に舞い落ちる。大きな隕石でないなら、人類に被害はないわけだが。6500万年前の小惑星級が地球に衝突すれば、地球上の生命体は、ほぼ全滅するだろう。あな、怖ろしや。

今の所、その心配はなさそうだが、問題は太陽を取り巻く惑星群や彗星にありそうだ。金星にしたって、火星にしたって、木星にしたって、地球の比ではない嵐が吹きまくっており、しかも灼熱地獄だったり、低温地獄だったり。生命体が住めるはずもない。何かのはずみで、惑星や彗星が暴走すれば、地球に及ぼす影響は計り知れない。太陽も燃料がつきれば膨張し、地球や惑星を飲み込むだろう。あな、あな、怖ろしや。

遠い先のことは分からないが、地球はまれに見る幸せな星だ。そんな星をもっと大切にしなくてはなるまい。もっかの脅威は地球上の天変地異だ。科学の力と人間の英知で、なんとか克服できないものか。「来たらば来たれ。いざ闘わん」。自信をもってそう言える日が待ち遠しい。。





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