梅雨の間のひととき。
2012年6月18日 日常 久しぶりに雨らしい雨が降っている。まさに梅雨だ。朝顔もアジサイも嬉しそうだ。僕も水を与えなくて済む。田んぼに、なみなみと水が張られた。水面が風に揺れ、いつでもどうぞ」と早苗の到着を待っている。毎年見る田園風景。目に優しい。
そんな風景を横目に、雨の土曜日、日曜日は外出する気になれず、終日、家にいた。することは山ほどある。ひとしきり思案の後、梅焼酎を造ることにした。今年は豊作で一本の木からバケツ6杯分の梅がとれた。落下したものを入れると、相当の量になるだろう。先日、ねずみ男君に梅ちぎりを手伝ってもらったので、あとは梅干しにするか?、梅焼酎にするか?のどちらかだったが、なにせ、ちぎってしばらく放置していたので、黄色く熟れてしまった。
山の神曰く。「あんた、そんなに黄色くなったら、梅はつけられんとよ。青くてカリカリの時じゃないとあかんとよ」と。僕はそんなこと知る由もなし。ちぎれば、いつでも梅干しがつけられると思っていた。かくして梅焼酎をつくることになったわけだ。
山の神の手伝いは一切なし。あるとすれば、お叱りの黄色い声が時折、聞こえるだけ。「あんた、なにやってんの。そぎゃんじゃなか。もっと、かわかさんばー。私がおらんごなったらどうすんの。なんでも一人でできるようにしとかんばーー」と。先ごろ、数日、検査入院したことがあり、その節は、飯の炊き方から、洗濯機の使い方まで仕込まれた。「おいどんは、なんでもできるバイ」と言いたかったが、怒らせてはまずい。素直に従った次第だ。
大きな空瓶が二個あり、まず、きれいに洗って乾燥させた。梅のへそをとり、水洗いして、これまた水分が乾くまで籠に入れてしばらく放置。さてと、まず、氷砂糖を瓶のそこに適当に入れ、梅を適当に入れ、また氷砂糖を入れ、梅を入れ・・・・。これを何回か繰り返し、程よい量になったとき、買っておいたホワイトリカーを流し込み瓶に満たす。一瓶が完成だ。人に聞いた話によると、梅1キログラムに、氷砂糖1キログラム。ホワイトリカー1リットル。要するに1対1対1。これでよかったっけ?。梅焼酎2瓶が完成だ。あとは暗所に置いとけばよい。
飲める時期が来たら、まず、ねずみ男君に味見してもらおう。「うまい、もう一杯」ということになれば、僕も飲むことにしよう。なにせ、数年前に山の神がこしらえた梅酒がまだ残っている。ウイスキー色に染まった液体は、だれ、も飲む人がいなくて、さびしそうに台所の端っこに置かれている。
しかるに、僕自らが手がけた梅酒なら、愛着があり、時期が来れば瞬く間に、空き瓶になること間違いなしだ。今はそう思っている。僕が植えた朝顔と同様。毎朝、顔を拝見するのが楽しみである。
そんな風景を横目に、雨の土曜日、日曜日は外出する気になれず、終日、家にいた。することは山ほどある。ひとしきり思案の後、梅焼酎を造ることにした。今年は豊作で一本の木からバケツ6杯分の梅がとれた。落下したものを入れると、相当の量になるだろう。先日、ねずみ男君に梅ちぎりを手伝ってもらったので、あとは梅干しにするか?、梅焼酎にするか?のどちらかだったが、なにせ、ちぎってしばらく放置していたので、黄色く熟れてしまった。
山の神曰く。「あんた、そんなに黄色くなったら、梅はつけられんとよ。青くてカリカリの時じゃないとあかんとよ」と。僕はそんなこと知る由もなし。ちぎれば、いつでも梅干しがつけられると思っていた。かくして梅焼酎をつくることになったわけだ。
山の神の手伝いは一切なし。あるとすれば、お叱りの黄色い声が時折、聞こえるだけ。「あんた、なにやってんの。そぎゃんじゃなか。もっと、かわかさんばー。私がおらんごなったらどうすんの。なんでも一人でできるようにしとかんばーー」と。先ごろ、数日、検査入院したことがあり、その節は、飯の炊き方から、洗濯機の使い方まで仕込まれた。「おいどんは、なんでもできるバイ」と言いたかったが、怒らせてはまずい。素直に従った次第だ。
大きな空瓶が二個あり、まず、きれいに洗って乾燥させた。梅のへそをとり、水洗いして、これまた水分が乾くまで籠に入れてしばらく放置。さてと、まず、氷砂糖を瓶のそこに適当に入れ、梅を適当に入れ、また氷砂糖を入れ、梅を入れ・・・・。これを何回か繰り返し、程よい量になったとき、買っておいたホワイトリカーを流し込み瓶に満たす。一瓶が完成だ。人に聞いた話によると、梅1キログラムに、氷砂糖1キログラム。ホワイトリカー1リットル。要するに1対1対1。これでよかったっけ?。梅焼酎2瓶が完成だ。あとは暗所に置いとけばよい。
飲める時期が来たら、まず、ねずみ男君に味見してもらおう。「うまい、もう一杯」ということになれば、僕も飲むことにしよう。なにせ、数年前に山の神がこしらえた梅酒がまだ残っている。ウイスキー色に染まった液体は、だれ、も飲む人がいなくて、さびしそうに台所の端っこに置かれている。
しかるに、僕自らが手がけた梅酒なら、愛着があり、時期が来れば瞬く間に、空き瓶になること間違いなしだ。今はそう思っている。僕が植えた朝顔と同様。毎朝、顔を拝見するのが楽しみである。
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