八月の声。

2012年8月1日 日常
 いよいよ八月の声を聞いた。暑さがますます増しているようだ。「心頭滅却すれば火もまた涼し」というが、なかなかそうはなれない。むしろ、「心頭加熱すれば水もまた熱し」って心境だ。風が出てきた。近づきつつある台風の影響か?。風は風でも、生ぬるい。不愉快だあ・・・・。

ちまたでは、オリンピックや高校野球等のイベントで花盛り。これまた、血圧をうなぎ登りに上昇させる。いつも思うが、オリンピックや野球の選手達の目はいつも輝いている。勝敗の結果がいかんであれ、彼らの目は「精一杯やった。悔いは無し」という満足感であふれている。また、テレビの画面に映し出される彼らの表情はとても美しい。目標を掲げ、ひたすら努力してきた過去が走馬燈のように蘇り、「終わった」という一つのけじめが彼らの姿を美しくさせているのだろう。思わず涙を誘ってしまう。

ただ、残念なことはスポーツ審判団の不公平さと、勝負にこだわりすぎる外野の姿には、もうひとつなじめない。昔、クーベルタンが「オリンピックは参加することに意義がある」と言ったが、今や、「勝つことに意義がある」と、変わってきた。もちろん勝つことは名誉であり、同国民なら喜ばない者はいない。ただ、忘れてならないのは、オリンピックはまさに世界平和の象徴であり、異国間が武器を捨てて、相集う祭典であると言うことだ。すべての民族がオリンピックに参加できるようになれば「武器よさらば」も夢ではない。

ところで、犬の遠吠えみたいに叫んでいる僕の姿はどうだ?。鰯の目のように、しょぼくれて、うつろな目で、暑い、暑いを連発しながら、部屋や廊下を歩き回る姿がみえまあーーーす。仕事に手がつかない。冷蔵庫を開けたり閉めたりしながら一日が暮れる。情けない姿だ。夜、ちまたの界隈で焼酎を飲むときばかりは目が、ぎんぎら、ぎんぎらするんだが・・・。これまた情けない。

自分を卑下することは止めよう。毎日、実行していることがある。たいしたことではない。草花に水をやることだ。朝顔がにょきにょきと、ツルを伸ばして、緑のカーテンを作ってくれた。花が咲くのも時間の問題だろう。いとしい朝顔ちゃんよ:)。また、葉っぱ(いやこれは茎かな?)一枚から育てた月下美人がやっと二個の蕾をつけた。今年は茎が部分的に枯れて、花は拝めないかな?と思っていたが、「君なしでは僕は生きていけないよ」と歯の浮くような台詞を、いつも念じているから思いが通じたのだろう。今年も裏切られなかった。良かった。良かった。

なにはともあれ、枯れ葉散る秋を早く迎えたいものだ。






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