「ただいま帰りました。」鍵のかかった扉を「コンコン」とたたくと、「珍しく早かったのねえー」とは、山の神の第一声。怪訝そうに僕の顔を覗き込む。

なにせ、今日で三連投の夜勤だ。夜勤といっても、友とのアルコール三昧。一夜目、近県で働いている友人との久しぶりの再会。例によって小料理屋「梓」で舌鼓。二次会はスナックでカラオケに興じる。僕がたたきだした88点のぞろ目賞の景品を彼の土産として持たせた。女房のことを慮ってか、女性用の靴下を選択。泣けるぜ・・・。

東京がえり、いや違ったか?。小さい頃、東京にいたというママが僕に挑戦。「人形の家」を歌った。これまた88点のぞろ目。「いったいここの機械はどうなってんの?」と思えど、「わかんなーーーーい」である。ママは、景品を彼にプレゼント。彼は、またもや、女性用の髪留めを入手。顔を洗うとき便利だそうだ。なるほどねーーー。上海育ちの美人妻に相当、気を使っているようだ。僕とは大違いだぜ。てなわけで、気分よく一夜が終わった。帰宅は午前様に至らず。

第二夜目の昨夜。のび太君(友人)より、軽く飲みたいと誘いあり。今日は二人にとって良いことがあった。何かといえば、彼が車を新調し、いままで 乗っていた彼の車を僕が購入。彼は5年おきに車を新調する。今度は流行のハイブリッドカーだ。うらやましいぜ。今まで乗っていた彼の車は僕の車の上位車種。格安で譲ってくれたが車検なし。まあ、これは仕方がない。即、車検に出した。あとは18万キロ乗ったわが車の処分だ。惜しくもあるが2台は必要ない。

てなわけで、夜、お祝いで盃を交わした。のび太君は来月初旬、旅をするリーダーだ。ほかにメンバーは、ねずみ男君、スネ夫君、一休さん、それにジャイアンの僕。総勢5人の旅。あああーつ、どうなるか先が読めない。当たって砕けろの旅になるだろう。

第三夜目の今日。のりちゃん先生(同年の友人)より、テルあり。風呂に入っていたので、電話に気が付かなかったが、上がって携帯を見ると青いランプが点滅。山の神が「あんた、また誘いじゃないの。たまにや断らないと、体悪くするわよ」という。確かに。ごもっともです。

すでに夕飯はすませていたので、飲みたい気分ではなかったが、「僕を求めている友あらば、行かなくちゃ」と、そそくさと支度をして車で向かった。またもや、小料理屋「梓」だ。のりちゃんは、ママさんと二人で、談笑しながら、生ビールを飲んでいた。暖簾をくぐると開口一番、「早かったね」と言う。

「早く着いて悪かったかなあー」と思ったが、僕の心意気を買ってもらいたいぜ。僕もビールの中ジョッキを飲み、あとは焼酎の水割りだ。つまみは、糸こんにゃくと、サラダをいただいたっけ。のりちゃんは、まだ夕食を済ませていなかったようだ。なにやら大物を食べて、最後に、釜揚げうどんで締めくくった。この「うどん」が実にうまい。製造元の社長はこの店の常連で、我々とも友人だ。折もよく彼もこの店へ来訪。ひとしきり、うどんを讃え、僕と、のりちゃんは早速、贈答用うどんを二箱ずつ注文。社員価格での提供だ。実に安い。次回、この店に来た時に受け取ればよいわけだ。

さすがに三連投ともなると、僕にも疲れが出る。ストレスはないが、疲れだけはいかんともしがたい。てなわけで、10時過ぎに帰宅だ。山の神が目を白黒させながら、「あんた、早く寝んと、明日がきついわよ」という。「わかっておりますたい」と言って、今この備忘録をしたためている。そろそろ、完結だ。マウスをたたくことをやめよう。11時を回った。





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