続、旅日記(4)

2012年9月19日 日常
 飛行機は揺れることもなく、水平飛行を保った。我々はお腹満杯で夢うつつ。どれくらいの時間が経っただろう。機が高度を下げ始めた。その時、機内アナウンスが。「まもなく着陸態勢に入ります。座席ベルトを締めてください」。キャビンアテンダントのお姉さまたちが確認のため、席を巡回した。僕たちは互いに腰回りを見合った。もっこりしたお腹周りには、きつそうにベルトが食い込んでいた。

機は滑るように滑走路に降り立った。到着だ。みな、一斉に席を立ち、ボックスから荷物を降ろし始めた、僕たちも、「遅れをとってはなるまい」と、即、周りに見習った。ねずみ男君の素早いこと。あっという間に人の荷物まで降ろしてくれた。僕たちは一列に並び、アテンダントのお姉さまたちに笑顔を振りまきながら、つり橋をわたって出口の方面へ。

その前に入国係員とまた、にらめっこだ。みな、無事に通過した。旗を翻し、我々を待つ現地案内人のところに急いだ。総勢12名がそろった。流ちょうな日本語を話す男性の案内人がいた。「マイクロバスが待っています。今日は市内観光をして、夕食を済ませホテルへ参ります」という。飛行機の遅れで、予定の観光コースを一部省略とのこと。まああこれは仕方がない。僕たち4人はバスの前列に席を確保。スネ夫君だけが最後部座席へ陣取った。一人で広々とした座席を占領。スネ夫君らしい。ほかの者は小心者ばかり。一人でいると寂しい輩ばかりだ。

まだ同行のツアー客たちと親しく声をかけることもない。こちらは声をかけたくても、相手が警戒している由。直にこの緊張感もほぐれることになるが・・・。バスに乗ってまず驚いたこと。この街にはめっぽう信号が少ない。車が縦横無尽に走っている。車線の隙間ができたら、すいすいと割り込んでくる。見事なドライバーテクニックだが、車線変更し、隣の車とすれすれに並行する。「ぶつかりはしないか?」と、「おおおおおつ、わおーーーーつ」と奇声があがる。気の弱い僕も目を閉じたり、そっと開いたり。

おっと、仕事だ。続きはあ・と・で。

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