いよいよ三日目、旅の最終日を迎えた。明日は、母国へ一路旅立つ。朝5時半に起床。皆、それぞれに思うところがあり、目が早く覚めたのだろう。ただ、ねずみ男君は相変わらず、ご機嫌斜めのようだ。起きるやいなや、「あんた、いびきがうるさくて眠れなかったぜ」という。「お互い様だぜ」と言ってやった。紳士、のび太君は、知らぬ存ぜずでお構いなし。
早々に洗面を済ませ、最後の朝食へ行くことに。6時半から開くそうな。隣の変人達には声をかけず、三人で食堂へ向かった。6時半ちょっと前だ。さすがに食堂の門は閉ざされていた。「まああ、いいか」と言うことで、入り口前の椅子に腰掛けて待つことにした。程なく、オープン・ザ・ドア。我々は一番乗りを目指して、どっとなだれ込んだ。慌てることはなかった。我々しかいないんだから・・。
例のごとく、お盆がないので、皿を持って、しかるべき料理を皿に盛った。変わり映えのしない料理だが、背に腹は替えられぬ。幾度となく皿を持って、往復すること常のごとし。料理の監視役の視線も気にならず。最後だからなあーー。僕、ジャイアンは、おかゆを2杯いただく。最後はオレンジジュースとコーヒーで締めくくった。のび太君は、そつなく上品に食し、ねずみ男君は「腹の調子があまり良くないなあーー」と言いながらも、たらふくまんまでご機嫌。食べ終わり、部屋に戻る頃になっても、スネ夫君と一休さんは現れず。彼らの行動は予測不可だ。
部屋へ戻り、荷物の整理だ。のび太君は大きなトランクを持参していたが、どうも、麻雀パイが重そう。引きずっていくから大丈夫か。僕、ジャイアンは、例のゴム枕。ボーリング玉を小さくしたように圧縮してある。弾力があるので、トランクには充分、収まった。ねずみ男君はコレと言った買い物なし。トランクは着替えた下着類で満たされていた。土産が入る」余力は、たっぷりありそうだ。
ベッド・メイキングさんへのチップは三泊だから、各人が一回ずつ払うことに決定。ねずみ男君の番だが、「小銭がない」と言う。仕方なく、僕、ジャイアンが、「貸しだぜー」と言って机に置いた。ほとんど、忘れてしまうことが多いが、今回もそうだ。日本に帰って、この備忘録をしたためている時、思い出した。借りた本人はとうに忘れているだろう。誰が出しても良いチップだ。これはこれでいいか。
ともあれ、僕たちは集合場所、新館ホールへ向かった。新館への通路を歩いていた時、例の元気の良い売店のお姉さんに遭遇。「あら、まだいたのね。買っていってよ」と呼び止められた。と、その時、何を思ったか、紳士のび太君が、「つつつうーーー」と、店内にかかげられてる衣服類の所へ行った。サイケデリックな服を手で触れ、値段を見た。「わおーーーーつ、高い」。のび太君は苦笑いだ。僕たちも、つられて、もらい顔。他の商品も、安くはない。これ以上書く必要もあるまい。僕たちは、お姉さんには悪いが、そそくさとその場を立ち去った。後ろから、「帰りにまた寄ってね」という声が聞こえた。後ろ髪を引かれる思いがした、いやしない。少しはしたか?。我々には、ほとんど、後ろ髪がないからなあーーーーー。思わず髪をなでる。
冗談を言っている場合ではない。集合場所のホールへ着いたが、まだ誰も来ていない。それもそうだろう。まだ時間まで30分はある。コーナーに置かれた椅子に腰掛け、ホールを往来する人たちを眺めていた。ほとんどが外国人である。当たり前か。ここは外国だ。日本人は我々ぐらいか。
ホールの案内係をしている一人の女性に目が止まった。僕、ジャイアンは何を思ったか,つかつかと彼女の側へ行き、ツーショットの写真撮影をお願いした。彼女は笑ってこのお願いを承諾してくれた。のび太君の高級カメラで、パチリだ。撮り終わったとき、チェックカウンターの側にいた、上司らしき女性に彼女は呼ばれた。おしかりを受けている様子。「悪かったかなあーー」と思ったが、僕、ジャイアンにとっては記念すべき一枚だ。何事も挑戦、挑戦だあーー。頃も良く、メンバー達が集まり始めた。いよいよ最後のバスツアーだ。
早々に洗面を済ませ、最後の朝食へ行くことに。6時半から開くそうな。隣の変人達には声をかけず、三人で食堂へ向かった。6時半ちょっと前だ。さすがに食堂の門は閉ざされていた。「まああ、いいか」と言うことで、入り口前の椅子に腰掛けて待つことにした。程なく、オープン・ザ・ドア。我々は一番乗りを目指して、どっとなだれ込んだ。慌てることはなかった。我々しかいないんだから・・。
例のごとく、お盆がないので、皿を持って、しかるべき料理を皿に盛った。変わり映えのしない料理だが、背に腹は替えられぬ。幾度となく皿を持って、往復すること常のごとし。料理の監視役の視線も気にならず。最後だからなあーー。僕、ジャイアンは、おかゆを2杯いただく。最後はオレンジジュースとコーヒーで締めくくった。のび太君は、そつなく上品に食し、ねずみ男君は「腹の調子があまり良くないなあーー」と言いながらも、たらふくまんまでご機嫌。食べ終わり、部屋に戻る頃になっても、スネ夫君と一休さんは現れず。彼らの行動は予測不可だ。
部屋へ戻り、荷物の整理だ。のび太君は大きなトランクを持参していたが、どうも、麻雀パイが重そう。引きずっていくから大丈夫か。僕、ジャイアンは、例のゴム枕。ボーリング玉を小さくしたように圧縮してある。弾力があるので、トランクには充分、収まった。ねずみ男君はコレと言った買い物なし。トランクは着替えた下着類で満たされていた。土産が入る」余力は、たっぷりありそうだ。
ベッド・メイキングさんへのチップは三泊だから、各人が一回ずつ払うことに決定。ねずみ男君の番だが、「小銭がない」と言う。仕方なく、僕、ジャイアンが、「貸しだぜー」と言って机に置いた。ほとんど、忘れてしまうことが多いが、今回もそうだ。日本に帰って、この備忘録をしたためている時、思い出した。借りた本人はとうに忘れているだろう。誰が出しても良いチップだ。これはこれでいいか。
ともあれ、僕たちは集合場所、新館ホールへ向かった。新館への通路を歩いていた時、例の元気の良い売店のお姉さんに遭遇。「あら、まだいたのね。買っていってよ」と呼び止められた。と、その時、何を思ったか、紳士のび太君が、「つつつうーーー」と、店内にかかげられてる衣服類の所へ行った。サイケデリックな服を手で触れ、値段を見た。「わおーーーーつ、高い」。のび太君は苦笑いだ。僕たちも、つられて、もらい顔。他の商品も、安くはない。これ以上書く必要もあるまい。僕たちは、お姉さんには悪いが、そそくさとその場を立ち去った。後ろから、「帰りにまた寄ってね」という声が聞こえた。後ろ髪を引かれる思いがした、いやしない。少しはしたか?。我々には、ほとんど、後ろ髪がないからなあーーーーー。思わず髪をなでる。
冗談を言っている場合ではない。集合場所のホールへ着いたが、まだ誰も来ていない。それもそうだろう。まだ時間まで30分はある。コーナーに置かれた椅子に腰掛け、ホールを往来する人たちを眺めていた。ほとんどが外国人である。当たり前か。ここは外国だ。日本人は我々ぐらいか。
ホールの案内係をしている一人の女性に目が止まった。僕、ジャイアンは何を思ったか,つかつかと彼女の側へ行き、ツーショットの写真撮影をお願いした。彼女は笑ってこのお願いを承諾してくれた。のび太君の高級カメラで、パチリだ。撮り終わったとき、チェックカウンターの側にいた、上司らしき女性に彼女は呼ばれた。おしかりを受けている様子。「悪かったかなあーー」と思ったが、僕、ジャイアンにとっては記念すべき一枚だ。何事も挑戦、挑戦だあーー。頃も良く、メンバー達が集まり始めた。いよいよ最後のバスツアーだ。
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