生・死とは何ぞや?。
2012年11月20日 日常 コメント (2) 今日も素晴らしい秋晴れだ。朝から庭の掃除をした。枯葉が風で建屋の隅に押しやられ、我が物顔で佇んでいる。そんな彼らを僕はちりとりと、箒で一網打尽にする。快感だあーーー。
とはいえ、もうしばらくは、こういう状態が続くだろう。彼らは、精一杯の生を全うし、宇宙のチリとなっていく。それで良いのだ。なぜなら、既に新しい生を育んでいるからだ。
最近、著名な人たちが、次から次へと亡くなっている。テレビ等の媒体を通じてしか知らない人たちだが、一抹の寂しさを覚える。生とは何か?。死とは何か?。時々そんなことを考える。ある坊さんからお経の一節を聞いた。「生を明らめ、死を明むるは、仏家一大事の因縁なり。生死の中に佛あれば生死なし。ただ生死、すなわち涅槃と心得て、生死として厭うべきもなく、涅槃として願うべきもなし」と。
いやああ、難しい。自然界のすべての物は原子からできており、役目を終えるとまた原子に戻る。ただそれだけだ。まさに空の世界だ。役目とは子孫を残すことかもしれない。脈々と生の遺伝子が承継されていく。その役目を終えれば消滅が待っている。生と死は、そういうものだろう。
僕は今、生の途上にある。ぐうたら、ぐうたらと毎日を過ごしているが、ただただ、父や母に感謝している。父、母なくして我はなし。「ありがとう」の一言だ。
今日は、くしくも母の誕生日。先日、会ってきたが、老いていく母の姿を見ることは辛い。辛くても現実から目を背けてはいけない。佛があれば、生も死も同じこと。母は今、そんな境地にいるのかもしれない。僕はまだまだ、そんな境地にはなれないが。
堅い話になった。柔らかい話に戻そう。昨夜は、のりちゃん先生と、小料理屋「梓」の、ひろこさん誕生日前夜祭に赴いた。二人で極上のワインを1本携えて、暖簾をくぐった。「おめでとう」と言うと、「誕生日はあしたよ。そんなに早く歳をとらせないで」と言う。「そうだよねーー。午前0時までには、まだ数時間あるしねえー」と言ったことよ。
ワインはカウンター仲間たちにも、ママがおすそわけし、我々が率先して飲んでしまった。僕は夕食を既に済ませていたので、料理がお腹に入らなかったが、近海でとれた「酢牡蠣」が美味しかった。のりちゃん先生は、日頃になく、大量に料理を注文。「土瓶蒸し」をうまそうに食べていた。
二次会は、のりちゃん先生と分かれて、一人で、画廊スナックへ。先日、高校の同級生をもてなしてくれたので、そのお礼かたがた、出向いたわけである。客は僕ひとり。カウンターにはママと、オリーブちゃんと、金魚ちゃんがいた。客一人とあらば、もてること常のごとし。「歌でも歌ったら」と、言われたが、小心者の僕。さすがに遠慮した。ほどなく初老の男女がやって来た。よかった、よかった。初老の男女が歌うこと歌うこと。僕は聞く地獄で、焼酎のグラスを口に運ぶことに専念。まあ、こういう日があってもいいだろう。
早めの帰宅で、朝から庭の清掃となった次第である。
とはいえ、もうしばらくは、こういう状態が続くだろう。彼らは、精一杯の生を全うし、宇宙のチリとなっていく。それで良いのだ。なぜなら、既に新しい生を育んでいるからだ。
最近、著名な人たちが、次から次へと亡くなっている。テレビ等の媒体を通じてしか知らない人たちだが、一抹の寂しさを覚える。生とは何か?。死とは何か?。時々そんなことを考える。ある坊さんからお経の一節を聞いた。「生を明らめ、死を明むるは、仏家一大事の因縁なり。生死の中に佛あれば生死なし。ただ生死、すなわち涅槃と心得て、生死として厭うべきもなく、涅槃として願うべきもなし」と。
いやああ、難しい。自然界のすべての物は原子からできており、役目を終えるとまた原子に戻る。ただそれだけだ。まさに空の世界だ。役目とは子孫を残すことかもしれない。脈々と生の遺伝子が承継されていく。その役目を終えれば消滅が待っている。生と死は、そういうものだろう。
僕は今、生の途上にある。ぐうたら、ぐうたらと毎日を過ごしているが、ただただ、父や母に感謝している。父、母なくして我はなし。「ありがとう」の一言だ。
今日は、くしくも母の誕生日。先日、会ってきたが、老いていく母の姿を見ることは辛い。辛くても現実から目を背けてはいけない。佛があれば、生も死も同じこと。母は今、そんな境地にいるのかもしれない。僕はまだまだ、そんな境地にはなれないが。
堅い話になった。柔らかい話に戻そう。昨夜は、のりちゃん先生と、小料理屋「梓」の、ひろこさん誕生日前夜祭に赴いた。二人で極上のワインを1本携えて、暖簾をくぐった。「おめでとう」と言うと、「誕生日はあしたよ。そんなに早く歳をとらせないで」と言う。「そうだよねーー。午前0時までには、まだ数時間あるしねえー」と言ったことよ。
ワインはカウンター仲間たちにも、ママがおすそわけし、我々が率先して飲んでしまった。僕は夕食を既に済ませていたので、料理がお腹に入らなかったが、近海でとれた「酢牡蠣」が美味しかった。のりちゃん先生は、日頃になく、大量に料理を注文。「土瓶蒸し」をうまそうに食べていた。
二次会は、のりちゃん先生と分かれて、一人で、画廊スナックへ。先日、高校の同級生をもてなしてくれたので、そのお礼かたがた、出向いたわけである。客は僕ひとり。カウンターにはママと、オリーブちゃんと、金魚ちゃんがいた。客一人とあらば、もてること常のごとし。「歌でも歌ったら」と、言われたが、小心者の僕。さすがに遠慮した。ほどなく初老の男女がやって来た。よかった、よかった。初老の男女が歌うこと歌うこと。僕は聞く地獄で、焼酎のグラスを口に運ぶことに専念。まあ、こういう日があってもいいだろう。
早めの帰宅で、朝から庭の清掃となった次第である。
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