とっちゃん坊や5人衆の旅(7)
2013年2月6日 日常
薄暗い公園の中を進むと、闇の中にライトアップされた寺院の塔が見えた。金色に輝き、そびえ立つ様は、怪しくもあり幻想的だった。もち、カメラを向けたことは言うまでもない。残念ながら空気がよどんでいるせいか、のび太君も、気に入った写真は撮れなかったようだ。
「明日、また見れますよ」と現地案内人がいう。僕達は、ここを後にして、タイ料理を食すべく移動。車で10分程度の場所にレストランがあった。こざっぱりした店内には、テーブルと椅子が配置してあり、とっちゃん坊や5人と、同行者5人が、別々のテーブルに陣取った。
奥から、タイ人のウエイトレスさん数名が、料理を運んできた。当然のことながら、ビールで乾杯だ。各人大瓶1本ずつを注文。ウエイトレスさんがコップに注いでくれた。いやああー、のどが渇いていたので、旨かった。僕、ジャイアンは事前に仕込んていたタイ語で「コットン・パンツ」、いや違った。「コップン・カップ」と笑顔で言うと、彼女たちはにっこり、ほほえみ返した。タイの女性達は、とても美しい。純朴で親切だ。ネズミ男君はいたく感動。小さな眼を大きく見開いて、即、彼女たちとカメラに収まった。
「花咲く、乙女たちーは、花咲く野辺ーで、ヒナギクの首飾り・・・」。ここで首飾りでもプレゼントすれば、恋の花が咲くこと間違いなし。ただ、いかんせん、ネズミ男君にはそんな裁量なし。
そうそう、書き忘れていたが、こちらは日本と違い、気温30度の真夏日といった感じだ。ホテルで既に夏服に変身。色とりどりのシャツで決め込んだ。半袖で過ごせるとは妙な気分である。ジャンパーを着込んで飛び立った日本での朝が嘘かのようだ。
僕たちは身軽となり、運ばれた夕食に舌鼓を打った。ライスも結構おいしい。皿が空にになると、「お代わりがいるかどうか」と、聞いてくる。僕、ジャイアンはすかさず、手で合図すると、おかわりのライスを皿に盛ってくれた。「サヨリ」のような細い、美しい指をしたウエイトレスさんを、僕、ジャイアンはまじまじと眺めた。
お腹は満腹だ。「あんた、良く食うねえー」と、僕、ジャイアンの顔を見て、ネズミ男君がいう。「あんたには言われたくないなあーー」と言葉を返してやった。皆、満足そうな表情。ここで、僕、ジャイアンは彼女たちに20バーツのチップを手渡した。三人のウエイトレスさんに渡したから、締めて60バーツ、日本円で180円だ。
行く先々で思ったことだが、チップを出すのは、僕、ジャイアンの役目らしい。他の者は、財布のひもが固く、緩む気配がない。まあ、本来、チップを渡さねばならないという規則はないから、必ずしも渡さなくても良いのだが。僕は何かの資料でチップのことを読んだので、極力、渡すように心がけた。もらって喜ばない人はいない。わずかだが、そのチップが彼女たちの生活の一助となれば、いいではないか。彼女たちはたいそう喜んでくれた。僕、ジャイアンは、帰り際、彼女たちと熱い抱擁を交わした。
ドラえもん君が、「それが目的だったんか?」と言う。「と・と・とんでもない。僕のスタンスはいつも、そうなんだよ」と言い、照れ笑いした。それより、「あんたたちも、タイ語の一つ二つぐらいは覚えなくちゃ」と切り返してやった。
もちろん、別れの言葉として、「サワディー・カップ」と言って、レストランを後にした。今日の日程はこれで終了だ。後は、ホテルに戻り、寝るなり飲むなりして、タイでの一夜を過ごすことになる。
「明日、また見れますよ」と現地案内人がいう。僕達は、ここを後にして、タイ料理を食すべく移動。車で10分程度の場所にレストランがあった。こざっぱりした店内には、テーブルと椅子が配置してあり、とっちゃん坊や5人と、同行者5人が、別々のテーブルに陣取った。
奥から、タイ人のウエイトレスさん数名が、料理を運んできた。当然のことながら、ビールで乾杯だ。各人大瓶1本ずつを注文。ウエイトレスさんがコップに注いでくれた。いやああー、のどが渇いていたので、旨かった。僕、ジャイアンは事前に仕込んていたタイ語で「コットン・パンツ」、いや違った。「コップン・カップ」と笑顔で言うと、彼女たちはにっこり、ほほえみ返した。タイの女性達は、とても美しい。純朴で親切だ。ネズミ男君はいたく感動。小さな眼を大きく見開いて、即、彼女たちとカメラに収まった。
「花咲く、乙女たちーは、花咲く野辺ーで、ヒナギクの首飾り・・・」。ここで首飾りでもプレゼントすれば、恋の花が咲くこと間違いなし。ただ、いかんせん、ネズミ男君にはそんな裁量なし。
そうそう、書き忘れていたが、こちらは日本と違い、気温30度の真夏日といった感じだ。ホテルで既に夏服に変身。色とりどりのシャツで決め込んだ。半袖で過ごせるとは妙な気分である。ジャンパーを着込んで飛び立った日本での朝が嘘かのようだ。
僕たちは身軽となり、運ばれた夕食に舌鼓を打った。ライスも結構おいしい。皿が空にになると、「お代わりがいるかどうか」と、聞いてくる。僕、ジャイアンはすかさず、手で合図すると、おかわりのライスを皿に盛ってくれた。「サヨリ」のような細い、美しい指をしたウエイトレスさんを、僕、ジャイアンはまじまじと眺めた。
お腹は満腹だ。「あんた、良く食うねえー」と、僕、ジャイアンの顔を見て、ネズミ男君がいう。「あんたには言われたくないなあーー」と言葉を返してやった。皆、満足そうな表情。ここで、僕、ジャイアンは彼女たちに20バーツのチップを手渡した。三人のウエイトレスさんに渡したから、締めて60バーツ、日本円で180円だ。
行く先々で思ったことだが、チップを出すのは、僕、ジャイアンの役目らしい。他の者は、財布のひもが固く、緩む気配がない。まあ、本来、チップを渡さねばならないという規則はないから、必ずしも渡さなくても良いのだが。僕は何かの資料でチップのことを読んだので、極力、渡すように心がけた。もらって喜ばない人はいない。わずかだが、そのチップが彼女たちの生活の一助となれば、いいではないか。彼女たちはたいそう喜んでくれた。僕、ジャイアンは、帰り際、彼女たちと熱い抱擁を交わした。
ドラえもん君が、「それが目的だったんか?」と言う。「と・と・とんでもない。僕のスタンスはいつも、そうなんだよ」と言い、照れ笑いした。それより、「あんたたちも、タイ語の一つ二つぐらいは覚えなくちゃ」と切り返してやった。
もちろん、別れの言葉として、「サワディー・カップ」と言って、レストランを後にした。今日の日程はこれで終了だ。後は、ホテルに戻り、寝るなり飲むなりして、タイでの一夜を過ごすことになる。
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