とっちゃん坊や5人衆の旅(17)
2013年2月9日 日常そうそう、気になっていたが、まだ書き忘れていたことがあった。前にさかのぼるが、アユタヤのワットロカヤスタという名前の寺院だったか?。広場があり、その後方に巨大な寝釈迦仏がある。仏の右端には線香鉢が、左手には献花台が備えられていた。
とっちゃん坊や達も、せっかくタイランドまで来たのだjから、「合掌礼拝ぐらいはして行こうぜ」と、歩みを進めると、数人の若い現地の女性や、おばさん達が、線香3本と根元を束ねた生花、それに金箔を包んだような紙片を差し出して、何バーツだったか忘れたが、買って欲しいとやって来た。
とっちゃん坊や達は、一も二もなく快く購入。若い女性の先導で、寝釈迦仏の前まで進んだ。最初に線香3本を香鉢に立て、合掌礼拝して旅の安全を祈願した。この時ばかりは、とっちゃん坊や達も真剣だ。礼拝を終えたとき、女性が手招きして寝釈迦仏の後方に案内する。
「ははあーーーん、ぐるっと一回りして帰るんだなあーー」と、ついて行くと、寝釈迦仏の背中付近で立ち止まった。彼女は手に持っている紙片を指さし、自分の頰に触れた。ジャイアンは思った。「そうか、自分の顔に、紙片の中身を貼るんだなあーーーー」と。そうしようと、紙片の中の金箔を、頰にもっていったところ、「そうじゃない。寝釈迦仏の背中に貼るのよ」と、僕の手を取り、仏の背中に貼り付けた。
よく見ると、寝釈迦仏の背中は、あちこち金箔がはげていた。なるほど、金箔で覆い尽くすわけだ。だが、しかし、ばっと、「いつになったら、背中が埋め尽くされるんだろうか?」と、疑問に思えた。何度貼っても、またはがされるのでは?。最後に花を献花台に供えた。滞りなく礼拝をすませ終了だ。
すがすがしい気持ちだ。そこを去り、敷地内のあちこちを見学して、再び最初の広場へ戻った。何気なく寝釈迦仏の方へ目をやると、な、な、な、なんと、先ほど献花した花がない。「どこ?どこ?、花はどこへ行った?」とあたりを見回すと、なんと、先ほどの女性達が、同じ花を他の旅行者に捌いているではないか。
驚いたが、彼女たちを責める気にはなれなかった。なんとなれば、寝釈迦仏は僕、ジャイアンが捧げた花の香りを、刹那とはいえ十分かいだはずだ。僕の気持ちは既に通じているはずだ。しからば花の残香を他人が捧げて何が悪い。物を大事にするタイ人の心意気でもあり、それを許す寝釈迦仏の恩寵でもあるわけだ。日本では、さすがに、そういう行為は気がとがめるんだが。
さあ、バンコクの観光に再び筆を戻そう。
とっちゃん坊や達も、せっかくタイランドまで来たのだjから、「合掌礼拝ぐらいはして行こうぜ」と、歩みを進めると、数人の若い現地の女性や、おばさん達が、線香3本と根元を束ねた生花、それに金箔を包んだような紙片を差し出して、何バーツだったか忘れたが、買って欲しいとやって来た。
とっちゃん坊や達は、一も二もなく快く購入。若い女性の先導で、寝釈迦仏の前まで進んだ。最初に線香3本を香鉢に立て、合掌礼拝して旅の安全を祈願した。この時ばかりは、とっちゃん坊や達も真剣だ。礼拝を終えたとき、女性が手招きして寝釈迦仏の後方に案内する。
「ははあーーーん、ぐるっと一回りして帰るんだなあーー」と、ついて行くと、寝釈迦仏の背中付近で立ち止まった。彼女は手に持っている紙片を指さし、自分の頰に触れた。ジャイアンは思った。「そうか、自分の顔に、紙片の中身を貼るんだなあーーーー」と。そうしようと、紙片の中の金箔を、頰にもっていったところ、「そうじゃない。寝釈迦仏の背中に貼るのよ」と、僕の手を取り、仏の背中に貼り付けた。
よく見ると、寝釈迦仏の背中は、あちこち金箔がはげていた。なるほど、金箔で覆い尽くすわけだ。だが、しかし、ばっと、「いつになったら、背中が埋め尽くされるんだろうか?」と、疑問に思えた。何度貼っても、またはがされるのでは?。最後に花を献花台に供えた。滞りなく礼拝をすませ終了だ。
すがすがしい気持ちだ。そこを去り、敷地内のあちこちを見学して、再び最初の広場へ戻った。何気なく寝釈迦仏の方へ目をやると、な、な、な、なんと、先ほど献花した花がない。「どこ?どこ?、花はどこへ行った?」とあたりを見回すと、なんと、先ほどの女性達が、同じ花を他の旅行者に捌いているではないか。
驚いたが、彼女たちを責める気にはなれなかった。なんとなれば、寝釈迦仏は僕、ジャイアンが捧げた花の香りを、刹那とはいえ十分かいだはずだ。僕の気持ちは既に通じているはずだ。しからば花の残香を他人が捧げて何が悪い。物を大事にするタイ人の心意気でもあり、それを許す寝釈迦仏の恩寵でもあるわけだ。日本では、さすがに、そういう行為は気がとがめるんだが。
さあ、バンコクの観光に再び筆を戻そう。
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