とっちゃん坊や5人衆の旅 (18)
2013年2月10日 日常
旅3日目。今日がタイランド最後の観光だ。明日は早朝より帰途につく。一抹の寂しさが心をよぎった。とっちゃん坊や達5人と、同行者2人の男性を乗せたバスは、最初の目的地、バンコクの王宮と、その中にあるエメラルド寺院に向かった。三人娘達はまだ療養中のこと。さぞかし残念な思いだろう。
目的地へ着いた。広大な敷地の中に、宮殿と、王室を保護するエメラルド寺院が立ち並んでいる。圧巻という言葉しか見つからない。黄金の仏塔を見ながら中へ進む。この仏塔には仏舎利、すなわちお釈迦様の遺骨が安置されているそうな。
説明用の地図をもらったが、さっぱり分からない。西洋人を含め、観光客がやたらと多い。とっちゃん坊や達は迷子にならないように、互いを確認し合いながら先へ進んだ。
門がいくつもあり、門の前では鬼の像が目を光らせ、中には、大小の経堂やら仏塔が、軒並み狭しと立ち並んでいる。黄金に彩られ、目がまぶしい。仏教寺院、仏教芸術のすばらしさに圧倒されながら、ひたすら進んだ。一つ一つ説明するには能力不足だ。実際に見るしか手立てはない。
宮殿前の広場に来た。ネズミ男君が、何を思ったか、宮殿をバックに僕をカメラに収めるという。恐れ多いことだと思いながら、ちゃっかり応じた。もちろん彼に、お返しのシャッターを切ったことは言うまでもない。宮殿は、ただただ豪華というしかない。
偶然、閲兵の交代式に遭遇。銃を背にのせ行進する様は他国でも見たことがある。一糸乱れぬ行進の美しさは、国を守っているという彼らの心意気をうかがわせた。敬意をもってカメラに収めた。
とっちゃん坊や達は、めまいを感じながら、ここを後にした。特にドラえもん君は灼熱の太陽光線を頭にもろに浴びて、ふらふらの状態だ。やはり帽子は必要なのだ。頑固者の彼。未だかって、帽子をかぶった姿を見たことがない。
車は次の目的地へ我々を運んだ。船乗り場へ案内された。どうも、船に乗って対岸の寺へ行くらしい。既に先客の船が到着し、次は我々が乗る番だ。程なく船内は満客となり、対岸目指してエンジンがかかった。先方岸に、仏塔が見える、なんでも、タイには、幾多の寺院が湖岸にあるそうだ。その一つに今、向かっているわけだ。
湖面を見た。水もやら、廃棄された浮遊物が漂っている。必ずしも、きれいとは言えない。そんな中を船は進む。豪華客船とすれ違った。スピードも速く、設備も良さそうだ。「あちらは、ビジネスクラス、おいどん達はエコノミークラスだぜ」と、いみじくも、ネズミ男君が言った。まさにしかりだ。とっちゃん坊や達は、貧乏旅だからなああーーー。悲しみを癒やすように、海風が頰を優しく吹き抜けた。
10分足らずの乗船だったか?、対岸に到着。我々は、監獄島へ来たような面持ちで中へ進んだ。
目的地へ着いた。広大な敷地の中に、宮殿と、王室を保護するエメラルド寺院が立ち並んでいる。圧巻という言葉しか見つからない。黄金の仏塔を見ながら中へ進む。この仏塔には仏舎利、すなわちお釈迦様の遺骨が安置されているそうな。
説明用の地図をもらったが、さっぱり分からない。西洋人を含め、観光客がやたらと多い。とっちゃん坊や達は迷子にならないように、互いを確認し合いながら先へ進んだ。
門がいくつもあり、門の前では鬼の像が目を光らせ、中には、大小の経堂やら仏塔が、軒並み狭しと立ち並んでいる。黄金に彩られ、目がまぶしい。仏教寺院、仏教芸術のすばらしさに圧倒されながら、ひたすら進んだ。一つ一つ説明するには能力不足だ。実際に見るしか手立てはない。
宮殿前の広場に来た。ネズミ男君が、何を思ったか、宮殿をバックに僕をカメラに収めるという。恐れ多いことだと思いながら、ちゃっかり応じた。もちろん彼に、お返しのシャッターを切ったことは言うまでもない。宮殿は、ただただ豪華というしかない。
偶然、閲兵の交代式に遭遇。銃を背にのせ行進する様は他国でも見たことがある。一糸乱れぬ行進の美しさは、国を守っているという彼らの心意気をうかがわせた。敬意をもってカメラに収めた。
とっちゃん坊や達は、めまいを感じながら、ここを後にした。特にドラえもん君は灼熱の太陽光線を頭にもろに浴びて、ふらふらの状態だ。やはり帽子は必要なのだ。頑固者の彼。未だかって、帽子をかぶった姿を見たことがない。
車は次の目的地へ我々を運んだ。船乗り場へ案内された。どうも、船に乗って対岸の寺へ行くらしい。既に先客の船が到着し、次は我々が乗る番だ。程なく船内は満客となり、対岸目指してエンジンがかかった。先方岸に、仏塔が見える、なんでも、タイには、幾多の寺院が湖岸にあるそうだ。その一つに今、向かっているわけだ。
湖面を見た。水もやら、廃棄された浮遊物が漂っている。必ずしも、きれいとは言えない。そんな中を船は進む。豪華客船とすれ違った。スピードも速く、設備も良さそうだ。「あちらは、ビジネスクラス、おいどん達はエコノミークラスだぜ」と、いみじくも、ネズミ男君が言った。まさにしかりだ。とっちゃん坊や達は、貧乏旅だからなああーーー。悲しみを癒やすように、海風が頰を優しく吹き抜けた。
10分足らずの乗船だったか?、対岸に到着。我々は、監獄島へ来たような面持ちで中へ進んだ。
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