今日はなんとも煮え切らない天気だった。晴れてはいるものの、霞がかかったような、ぼんやりした空模様。そんな中、元気が良いのは雀君と雨蛙くんだ。薄暗くなりかけた今も、チュンチュン鳴いている。雨蛙は雨を誘っているのだろう。雀に負けじとケロケロと合唱している。蛙が鳴くと雨が降る。明日の予報では午後から50%の確率で雨のようだ。ジンクスが当たっているようだ。

屋根や電線には真っ黒いカラスが、地面を物色しながら獲物捕獲の機会をうかがっている。田んぼは、黄金色の麦が早く刈り取って欲しいと、風になびいている。自然の織りなす風景は、なんともほほえましい。と同時に、生存競争の厳しさを物語っているようだ。生存競争という面では、人間社会も同じか。

僕は今日一日、のんびりと過ごした。来客と言えば、通販の品が届き、代金引換に応じるだけ。山の神は母の日の贈り物を買いに外出中。僕は本来、じっとしているのが嫌いな質。何をしようかと迷ったあげく、最近、調子が悪く動かなくなっていたシュレッダーを点検、清掃することにした。買い換えるにはまだ忍びない。

歯の部分を見ると、いやはや、紙が幾重にも詰まっていて、歯の回転を遮断していた。錐のようなもので、詰まっている紙片を掻き出した。あたり一面に紙片が飛び散る。お構いなしだ。後は掃除機で一網打尽にすれば良い。1時間の格闘の後、電源を入れてみた。成功だ。試し切りは上々。日頃の手入れが大事だと痛感。

そうこうしている時に、頼んでいた通販の品が届いた。これは山の神に内緒の品だ。実はつい先日、買い物に行った時、山の神が急須に取り付ける「茶こし」を2個、買ってきていた。なんと、サイズが小さすぎて合わない。いかにも悔しそうだったので、僕はネットで、そく調べて、内緒で大を2個注文していたのだ。その品が届いたわけである。

帰ってきた山の神に、そのことを話すと、「あんた、勝手なことをしないで」と、怒られる始末。「まあ、取り付けてみて」と言って、品物を渡すと、なんと、ぴったしカンカン。些細なことだが、僕としては鼻高々。ただ、過去には何回も失敗した事例があるので、偉そうなことは言えないが・・・。

その後は、明日雨になりそうなので、例によって、たまったゴミの焼却と、生ゴミを捨てに裏庭へ行く。ぶらぶらと、そこで過ごした。いつの間にか、この仕事は僕の役目になってしまった。嫌いではない。何事もただひたすらだ。料理を作るまでには至らなかったが、今日一日は、あれこれと主婦ならぬ主夫に徹した。社交で外出の多い僕としては、日頃の罪滅ぼしという意味もある。さあ、明日は仕事が待っている。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索