五月も中旬を過ぎた。時は夏に向けてまっしぐら。今日も暑い一日だった。午前、午後と来客あり。友人達だ。一人はポパイ君、もう一人はどらえもん君。

ポパイ君とは昔、仕事で知り合った。その後、さる先生の招請で、よく麻雀卓を囲み、熱戦を繰り広げた友である。その名のとおり、ほうれん草を食ってきた時は、鼻息も荒く、つきまくるから怖い存在たった。気の弱い僕は「即、おりたー」で、かろうじて彼の進撃をかわしてきた。彼はくるやいなや、「最近、麻雀やっている?」と聞いてきた。僕は「さる先生から、何度かお呼びがかかったが、その都度、断ってきたから、今では声もかからないよ」と応えると、彼もそうらしい。今ではお互いに昔の思い出だ。小一時間ばかり、相談を受けた。内容は僕の専門外だったので、知り合いの先生を紹介した。来週、一献傾けようと約束し、彼は帰っていった。

その後、のび太君から買った車の清掃をした。彼は、はやりの新車を購入したので、僕が彼の車を引き取ったわけだ。まだ4~5年しか乗っていないので、新品と見間違えるほどだ。大事に乗ってきたのだろう。ただ一つの欠点。ガソリンを食うことだ。まあ、これは仕方がない。

のび太君は、我が家へ来る度に、「ジャイアン、時々は車の清掃している?」と聞く。いかにも、まだ未練がありそうに、車を一周しながら、キズを探している。やんなっちゃうぜ。そこで、今日、清掃に及んだ次第である。

車を車庫におさめ、部屋へ上がると同時に、どらえもん君がやってきた。手に、ビニール袋をぶらさげていた。「はい、これ」と差しだすので、中を覗いてみると、サヤインゲンと、トウ豆がたたずんでいた。いやああ、ありがたや、ありがたやである。不在だった山の神がさぞかし喜ぶだろう。「どらえもん君からもらったよ」と告げると、小躍りするまでには至らなかったが、確かに喜んでくれた。

どらえもん君は同業者なので、あれこれ、よもや話に花が咲いた。「今度はどこに旅行しようか?」との話になり、彼の提案はワイナリーがある地が良いと言う。よほど、ワインが好きと見える。そのことを、以前、ネズミ男君へ話したことがあったが、彼の首は縦に振られなかった。彼の目指すところは、どうも京都らしい。その心は?。観光そっちのけで、舞妓さんのお酌で酔ってみたいのが本音だろう。「ネズミさん、一杯いかがどっせ?」と言われると、手が震え、今にも卒倒しそうな彼の姿が見えまーーーーす。

僕は言ってやった。「あんた、一見客はお断りだし、一晩で旅行代金の10万円が飛んじゃうぜ。僕たち小市民には手の届かない存在だぜ」と。彼はうんんん・・・と、唸っていた。そうそう、最近、ネットの記事で読んだが、舞妓さんが絶対やってはいけない3箇条があるそうだ。1.人前では絶対携帯電話を使ってはいけない。2.おしゃべりしながら歩いてはいけない。3.コンビ二エンス・ストアー等への出入りはだめ。

確かに。舞妓さんの服を着ての上記行動は、気品が損なわれるというもの。いつ見ても、気高く美しくあって欲しい。それでこそ、舞妓さんだ。てなわけで、ネズミ男君の野望は見事に打ち砕かれたのでありました。

どらえもん君と話したが、今年の旅の予定はまだ未定だ。とっちゃん坊や達、5人の意見待ちである。


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