とりとめのない話。
久しぶりに 大雨が降る予感。雨は歓迎だが、大雨は困る。そこを見計らって、昨日は雑草刈りに専念した。雑草のたくましい生命力には脱帽だ。毎年、「これでもか」と、彼らを一網打尽にするが、それをせせら笑うがごとく、どんどん背丈を伸ばしてくる。彼らも生命体だから、本来なら自由に生かしてあげたいが、世間体を気にする人間の欲望がそれを許さない。ジャングルならともかく、ここは人間達の居住地だ。雑草に覆われるより、刈り取って平面にした方が住みやすいし美的である。人間って、勝手な生き物だ。

まあ、そんなわけで、昨日は雑草君達と格闘をしたわけだ。まだまだ刈り残りが山ほどある。隣の田んぼで耕耘機を動かしていた知人が、「シルバーさんに頼めばいいのに」と言ってくれたが、僕、ジャイアンはひねくれ者。「じぶんで出来る内は、じぶんでやりまっせ」と答えておいた。

実はシルバーさんではなく、ネズミ男君から「おいらに刈らせてくれ」と、再三、要求されている。来週あたり、彼を招請しようと思っている。彼はさすがにネズミだ。皿をなめ尽くすかのごとく、きれいに仕上げる。僕としては大助かり。日当5千円ばかり渡して、その金で夜、一献傾ける。これも楽しみの一つだ。彼は妻もいないので自由の身。今は、じっちゃん、ばっちゃんを相手に、ゲートボールにいそしんでいるよし。

昨年までは、土木作業の仕事をしていたが、若い作業員達から、「あれ持ってこい、これ運べ、ばか、このうすのろが」と、叱咤罵倒されるので、「はがいかあーーー」と、憤慨する日々だったらしい。日当は 結構良かったらしいが、なにせ、きつい仕事だ。てなわけで、自ら仕事を放棄した。すでにもらっているらしい年金と、ドラム缶貯金箱があるので、食って行くには支障がないようだ。あとは嫁さんが欲しいだけ。嫁さんと言っても、「すこぶる優しい女性でなくちゃ駄目」という。今時そんな人がいるはずもない。ということは一生独身だぜ。

彼と二人で、雑草を挟み撃ちにしながら刈り取っていく。暑いがペットボトルの水を時折、口に含み、互いに顔を見合わせて、にんまりだ。このにんまり顔が、お互いを元気つかせる。「さあ、一気にいこうぜ」と言うことになる。

「一気にいこうぜ」で思い出したが、彼はスナック等でカラオケを歌う前に、必ず、「今夜も一気にいこうぜ!!。愛とはなんぞや?」とマイクを振り回しながら前口上を述べる。その様が実に滑稽だ。周りから拍手が湧く。憎めないネズミ君だぜ。そんな彼を横目に、僕ジャイアンも負けじと、フォークソングを歌うが、最近は点数も湿りがち。彼に遅れを取ることが多くなった。ネズミ君の鼻高々なそぶりが、しゃくに障るが、これも仕方なかっぺ。これが僕の実力なのだ。

それはさて置き、先日、箸の使い方を勉強したが、その話をネズミ男君に教えてやろうと思っている。くれぐれも、「箸を振り回しながらしゃべるのは止めて欲しい」と、強く促したいと思う。そうそう、書き忘れていたが、講座を受けた時、僕は箸の使い方で先生に質問したっけ。「先生、僕は箸を置く時はいつも、箸の先を自分の方へ向けて置きますが、これはいけないんでしょうか?。食べた先が正面の人や横の人に向いていると、失礼に当たるような気がしますのでね。特に偉い人が正面にいたり横にいたりすると、なおさらそうです。」と。

先生は答えた。「普通は、箸置きが有り、食べた先を左にして置きますね。自分に向けて箸先を置く。うんんんんん、分かりません。調べておきますね」と。よく、小料理屋などで、友人達から「あんた、箸を自分に向けて置くね。変わっているね」と言われる。「相手に向けるのは失礼だからね」と、いつも答えている。この配慮は考えすぎか?

こういう事に良いも悪いもない。要は価値観の問題だろう。僕ジャイアンは、そうすることが習慣になった。そうすることを止めるつもりはない。僕は頑固者
、ジャイアンだ。




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