「けだるさ」に僕は吠えた。
早、7月になった。うっとうしい毎日が続いている。今日も雨が降ったりやんだり。そんな中、僕は、けだるさと格闘しながら、のらりくらりの毎日だ。なんでも関東地方は梅雨が明けたそうな。これも善し悪しだ。なんとなれば、未曾有の極暑が待ち構えているからだ。地球環境はすっかり変わってしまった。

「地球環境に異変あり。猛暑の大群が押し寄せていまーす。皆さーーーん、いち早く冷暗所、もしくは地下へ逃げてください」とアナウンスが聞こえるようだ。冷暗所であれ、地下であれ、いまやそこも危ない。地震や津波なら、なおさら危ない。一体どうすればよかっぺ。運を天に任せるか?。それでは助かる命も助からないだろう。

最近、日本列島各所で、防災訓練がなされている。確かに、いざという時に役立つだろう。ただ、防災訓練でも、正しい指導をしなければ意味がないだろう。正しい指導とはいかなるものか?。決めてあるとおりに行動することなのか?。それも大事なことだ。ただ、それでも、間に合わないことがあるだろう。

最近、ある先生の講演を聴いた。「地震にせよ津波にせよ、まず大事なことは、日頃より、逃げる場所、安全な場所を、大人にも子供達にも脳裏に、徹底的に認識させておく事が肝要だ」と。一般的に、子供達は「父さん、母さんが迎えに来る」と、家にとどまっていることが多い。それでは遅すぎる事がある。まずは急いで逃げることが大事だ。そうするためには、父さん母さんに、災害等が発生したら、「僕はまず、逃げるよ」と、常日頃から伝えておく。しかして、子供達も、父さん、母さんも助かるわけだ。

「なるほど」と思った。もちろん、他にも大事なことはたくさんあるだろう。ただ、なにはともあれ、如何に命を守るかが一番大事だ。「はい、集合場所に集まりください。一列に並んで。今から、避難しますよ」と、先生が引率して、てくてく歩いているようでは間に合わない。まずは、日頃から言ってあるように「早く一目散に逃げること」。これが大事だろう。もちろん、元気な子供や大人は、体が不自由な人達や幼児に手をさしのべ、一緒に逃げることも必要だ。今や少なくなったが、リヤカーなど、運搬具のあり場所も知っておくべきだ。最終的には、日頃の認識と時間との勝負が運命を決める。そういう教育をすべきだろう。

地球環境もさながら、経済も人心もすっかり変貌してしまったかに思える。アメリカこけたら日本こけた。為替レートの上下で、物価も株価も大きく揺れる。人はそのことで一喜一憂する。死活にかかわることならなおさらだ。他国に依存せず、自給自足でまかなえる日本社会の構築が理想なんだが、いまさらそれも出来ない。貧しかったが、のんびりと過ごせた昔が懐かしく思える。「原始時代の戻ろう」と叫んでも、返ってくる言葉は「あんた、一人でどうぞ」である。出来っこないと分かっていても、悲しいぜ・・・・。

はたまた世界中のいたるところで、暴動が起きている。なぜ、人類皆が平和に暮らせないのだろうか?。こちらが立てば、あちらが立たず。話し合いが物別れに終わり、争いとなる。なんとも致しがたい世界の現実。これは考える能力を持ってしまった人類の宿命か?。その根底には、やはり欲が巣くっているのだろう。金銭、権力、名誉、地位、食欲、睡眠、性欲、どんな欲も求めれば際限がない。ただし、ちょっと抑えれば、抑えられるものばかりだ。

世界中が、欲を抑えることを覚えれば、住みやすい世の中が出来るはずなんだが。偉そうなことを言っているこの僕こそが、まさに欲の権化かもしれない。まずは、自分自身を律することに徹しなくちゃなるまい。「シズカちゃん、ひろこさん、これからは酒を、避けて通りまっせ」と、僕が言えば、「umityannさん、同じ言葉は何度も聞き飽きたわ」という声が聞こえてきた。くわばら、くわばら。これ以上の言及はすまい。この辺で7月最初の日記を閉じよう。










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