真夏最後の夢。

2013年8月30日 日常
いよいよ八月の喧噪ともおさらばだ。よかった。よかった。もう既に蝉の鳴き声はない。いつの間にか、いなくなった感じだ。蝉君も今年の猛暑は過ごしにくかっただろう。鳴き声がいつもより弱かったぜ。「ごめん」と僕が謝っても仕方がないが、僕たち人間だって同じだ。

娑婆世界は未だに、訳の分からない異常気象に悩まされている。日本列島は縦横無尽に痛めつけられた。ニュースによると、未曾有の大雨が降ったところと、雨が降らず水不足に悩まされている地もあるようだ。当地は今のところ、ほとんど災害もなかったが、被災された地の方々に、心よりお見舞いを言いたい。

されど、今日のニュースでは、台風が近づいている由。九州上陸の兆しもある。竜巻も発生しそうな気配である。「来たらば来たれ、迎え撃ってやる」と気負っても、自然の驚異には人間の力なんて到底及ばない。ただひたすら安全な場所へ避難するしか手立てはないか。

原始時代を生きた人達は、自然の驚異は神の怒りだと考え、地にひれ伏した。祈祷やら貢ぎ物を捧げて、神の怒りを静めようとした。シャマニズムはその類いだろう。今や我々も原始の時代を見習ったが良いのではないか?。

今は宇宙の時代だ。そこで、「宇宙の絶対神よ、地球の危機を救い給え。あなたのご指示に従います」と祈願すると、「愚かな人間達よ。文明の利器を捨てなさい。知恵を持って原始の時代を模倣しながら生きなさい。さすれば、地球環境は改善されるであろう。早ければ早いほど良い」と、神がつぶやく。「ははあーーーつ」と我々は地にひれ伏す。

いやああ、まさにそうかもしれない。今の人間の知恵をもってすれば、原始の時代だって有意義に過ごせるだろう。田畑を耕し、自給自足をしながら自然と共に生きる。天災がやって来たら洞穴に隠れる。これが一番安全だ。

もう少し科学が進展すれば、宇宙の解明だって出来るだろう。137億年前に宇宙は誕生した。なんでもビッグバンという大爆発によって、微粒子が空間に広がり、いろんな結合をして、物質や塵やらが生まれた。その物質が集まって地球も45億年前に誕生したと言われている。

じゃあーー、なぜ、ビッグバンは起こったのか?。誰が仕組んだのか?。ビッグバンの前には何があったのか?。これは誰も知らない。ある科学者が言っていたが、「サムシング・グレート」。何か偉大なもの。これこそ、まさに宇宙の絶対神。神であろう。

僕は時々思うが、知的生命体は、この宇宙のどこにも存在しないのではないかと。地球だけだと。なんとなれば、これも神が仕組んだこと。神は地球に生命体を生じさせ、その生き様を観察しているのだ。他の星に生命体を生じさせていいものかどうか?を観察しているのだ。

やがて、神も結論をだすだろう。「地球を生命の星としたことは、大きな間違いだった。生命体が生きて行くには、そろそろ限界に近づいている。地球共々、生命体を消滅させようか」と、考えているに違いない。その兆候は既に始まっている。まだ、人類はそのことに気が付いていない。

あな、恐ろしである。最近、そんな夢を見る。僕の真夏最後の夢である。くれぐれも正夢とならないことを願うだけだ。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索