とっちゃん坊や達の旅(10)ホテルでの最初の夜。
2014年8月3日 日常バスはホテルへの道を急いだ。すっかりあたりが暗くなってきた。バイクだけは、相変わらず走り続けている。「皆、どこへ行くの?」不思議な感じがした。どうも、この国の道は一方通行の場所と、そうでない場所が混在しているようだ。器用に入り交じって走る光景は圧巻である。縦横無尽に走るバイクの姿は、この国の観光目玉なのかもしれない。「おいら達は、こちらでは、とてもとても生きていけないなあー」とは、ネズミ男君の弁である。一休さんだけが、「私は、こんな場所が好きです。むしろ住みたいくらいです」と言う。「あんた、日本では相当、山の神に虐げられているなあーー」と、ネズミ男くっが言うと、皆、爆笑だ。
そうこうしているうちに、バスはホテルの前に着いた、添乗員さんが「明日はホテルのロビーに午前8時半に集合です」と言う。なんでも、明日の午前中は市内観光らしい。「はい、わかりました」と、メンバー達は三三五五と散っていく。「おい、ネズミちゃんよ、我々の鍵をフロントからもらってきてよ」と言うと、彼は「あいよ」と言って、フロントに赴いたが、なにやら手間取っている様子。「なにやってんんの?」と、僕、ジャイアンが行くと、彼はしきりに部屋の番号を受付嬢に告げている様子。
「七百三号室」と、日本語でしゃべっているが通じない。「おいおい ここは日本じゃないんだぜ」と言うと、ネズミ君は「あ、そうか、セブン ゼロ スリー」と訂正した。これでも、フロント嬢は、首をかしげている。そうそう、「セブン マル スリー」、いや、そうじゃない。「セブン オー スリー」だ。ということで一見落着。フロント嬢から、にっこり顔でキーを受け取り部屋へ直行した。
のび太君が、「702号室の我々の部屋で、一杯やろうや」と言う。異論なし。のび太君と一休さんが待つ部屋へ赴いた。丸テーブルの上には、日本から持参した焼酎、黒霧の紙パックが、「早く飲んで」とたたずんでいた。と、その横に台北で購入した10年もの紹興酒が「私が先よ」と叫んでいる。とっちゃん坊や達は皆、紹興酒に手をつけた。焼酎はお湯を沸かすのが面倒だったからだ。旨い。僕たちは4人で一瓶を空にした。
皆、結構、酩酊した。今日は一日中、乗り物に乗っていたので、疲れが「どーーーっ」と押し寄せてきた。もう、夜のネオン街(ここに、そんなところがあったっけ?)を散策する気には到底なれなかった。
「お寝んねタイムだ」と言うことで、部屋に戻り、シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。空調機器も、そこそこ利いていたので、いつしか眠りに落ちたようだ。ネズミ男君も「早く寝たが勝ち」と、ジャイアンと一刻を争うようにベッドにもぐった。
あとのことは知らない。いびきをかいていたのか?、寝言を言っていたのか、定かではない。明日、その結果が分かるだろう。
そうこうしているうちに、バスはホテルの前に着いた、添乗員さんが「明日はホテルのロビーに午前8時半に集合です」と言う。なんでも、明日の午前中は市内観光らしい。「はい、わかりました」と、メンバー達は三三五五と散っていく。「おい、ネズミちゃんよ、我々の鍵をフロントからもらってきてよ」と言うと、彼は「あいよ」と言って、フロントに赴いたが、なにやら手間取っている様子。「なにやってんんの?」と、僕、ジャイアンが行くと、彼はしきりに部屋の番号を受付嬢に告げている様子。
「七百三号室」と、日本語でしゃべっているが通じない。「おいおい ここは日本じゃないんだぜ」と言うと、ネズミ君は「あ、そうか、セブン ゼロ スリー」と訂正した。これでも、フロント嬢は、首をかしげている。そうそう、「セブン マル スリー」、いや、そうじゃない。「セブン オー スリー」だ。ということで一見落着。フロント嬢から、にっこり顔でキーを受け取り部屋へ直行した。
のび太君が、「702号室の我々の部屋で、一杯やろうや」と言う。異論なし。のび太君と一休さんが待つ部屋へ赴いた。丸テーブルの上には、日本から持参した焼酎、黒霧の紙パックが、「早く飲んで」とたたずんでいた。と、その横に台北で購入した10年もの紹興酒が「私が先よ」と叫んでいる。とっちゃん坊や達は皆、紹興酒に手をつけた。焼酎はお湯を沸かすのが面倒だったからだ。旨い。僕たちは4人で一瓶を空にした。
皆、結構、酩酊した。今日は一日中、乗り物に乗っていたので、疲れが「どーーーっ」と押し寄せてきた。もう、夜のネオン街(ここに、そんなところがあったっけ?)を散策する気には到底なれなかった。
「お寝んねタイムだ」と言うことで、部屋に戻り、シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。空調機器も、そこそこ利いていたので、いつしか眠りに落ちたようだ。ネズミ男君も「早く寝たが勝ち」と、ジャイアンと一刻を争うようにベッドにもぐった。
あとのことは知らない。いびきをかいていたのか?、寝言を言っていたのか、定かではない。明日、その結果が分かるだろう。
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