とっちゃん坊や達の旅(18) 続 市内観光。
2014年10月13日 日常スーパーマーケットを後にした。次は当地の民芸品店へ案内すると言う。「ここで買い物をしなさい」ということか。ツアーの旅に出て、いつも思うことだが、結局は、買い物の為に、あちこちの店舗を回ることが多い。ネズミ男君が言ったことよ。「おいら達は、特に欲しい物もないし、買いたい物もないぜえーー」と。まさに然りだ。
ただ、日本を出るとき、餞別をもらった人や、「お土産を買ってきてね」と懇願された人達には、何か買って帰らぬ訳にはいかない。実は、小料理屋の「梓」のママさんから、「木製の大きなスプーンやサジがあったら買ってきて欲しい」と、僕たちは頼まれた。(僕たちとはネズミ男君と僕ジャイアン)。サラダや、何かの料理に使うのに便利らしい。僕たちは「わかったよ。探してみるよ」と、にっこり笑って応えた。
にっこり笑ったのは、お土産を渡すと、「その日の飲み代がきっと安くなるぜ」という、腹黒い魂胆があったのだ。ああああーーーつ、悲しい人間の性。
民芸品の店だから、確かに木製の大きなスプーンがあった。大小取り混ぜて数点購入。安かった。代金はネズミ男君と割り勘だ。
僕は個人的には、玉のブレスレットがあれば、極力、大きいのが欲しいなあーーと、店内を物色していた。一休さんが、やって来た。「ジャイアンちゃん、ここの店の商品は高いよ。買っちゃダメだダメ」と言う。「うんんん、そうかなあーー」と、僕は首に掛けるような長い数珠玉を手に取ってみた。まあ、日本円で1万円程度だろうと思ったら、な、な、なんと、7万円だ。「わおーーーーつ」と叫んで止めた。店員さんが、「もっと他にもありますよ」と、執拗に購入を促す。さ、あれど、僕の首は縦に振られじ。
まあ、そんな風で、ここでの買い物は大きな木製のスプーン達だけだ。這々の体で、民芸品店をでた。
ところで、ツアー客全員が一緒に行動するのはここまでだった。後は昨日と同様、オプションに参加する人達と、そうでない人達が別れる。オプション参加者たちは昼食有り。そうでない人達は昼食無なし。とっちゃんぼ坊や達4名と、初老のメンバー一人がオプションに参加しなかった。
僕たちはホテルまで連れ戻された。どこかへ出かけるにはホテルが勧める信用あるタクシーを利用すれば、問題ないとのこと。ホテルで小休憩をした。町中で昼食をとることになった。今にも雨が降りそうにしていたが、僕たちは連れだって、しばらく歩いた。
歩いていると、歩道に寝ぞべっている、痩せた犬がいた。ふと、思い出した。「中高年のダイエット。犬の散歩で犬が痩せ」。そんなことを思い出し一人笑いだ。おばあさんが、大きな敷物を広げ、なにか得体の知れない物体をいくつも置いていた。「何だろう?」と、僕ジャイアンが、首をかがめて見ようとすると、おばあさんが「しっ-、しっ-、これは売り物ではない」と、僕の体をはらいのけ、にらみながら怒るではないか。これにはジャイアンもびっくり。一緒に歩いていた、のび太君が笑うこと、笑うこと。僕は「不愉快だあーーーー」と、叫んでやった。
テクテク歩いていると、雨が降り出した。雨季だから仕方なかっぺ。僕たちはやむなくタクシーを拾い、町中のレストランまで案内してもらった。大きなレストランだ。奥までずっと、部屋が続いている。通路の脇には、総菜のたぐいが所狭しと並べられていた。僕たちは5人。天井が透明のガラス張りになっているテーブルに案内された。小気味よくガラスを雨が叩く。なかなか風流だ。
おっと、そこまでは良かったが、「おいおい、料理は何を注文するんだあーー?」と、慌てること常のごとし。言葉が通じない。
ただ、日本を出るとき、餞別をもらった人や、「お土産を買ってきてね」と懇願された人達には、何か買って帰らぬ訳にはいかない。実は、小料理屋の「梓」のママさんから、「木製の大きなスプーンやサジがあったら買ってきて欲しい」と、僕たちは頼まれた。(僕たちとはネズミ男君と僕ジャイアン)。サラダや、何かの料理に使うのに便利らしい。僕たちは「わかったよ。探してみるよ」と、にっこり笑って応えた。
にっこり笑ったのは、お土産を渡すと、「その日の飲み代がきっと安くなるぜ」という、腹黒い魂胆があったのだ。ああああーーーつ、悲しい人間の性。
民芸品の店だから、確かに木製の大きなスプーンがあった。大小取り混ぜて数点購入。安かった。代金はネズミ男君と割り勘だ。
僕は個人的には、玉のブレスレットがあれば、極力、大きいのが欲しいなあーーと、店内を物色していた。一休さんが、やって来た。「ジャイアンちゃん、ここの店の商品は高いよ。買っちゃダメだダメ」と言う。「うんんん、そうかなあーー」と、僕は首に掛けるような長い数珠玉を手に取ってみた。まあ、日本円で1万円程度だろうと思ったら、な、な、なんと、7万円だ。「わおーーーーつ」と叫んで止めた。店員さんが、「もっと他にもありますよ」と、執拗に購入を促す。さ、あれど、僕の首は縦に振られじ。
まあ、そんな風で、ここでの買い物は大きな木製のスプーン達だけだ。這々の体で、民芸品店をでた。
ところで、ツアー客全員が一緒に行動するのはここまでだった。後は昨日と同様、オプションに参加する人達と、そうでない人達が別れる。オプション参加者たちは昼食有り。そうでない人達は昼食無なし。とっちゃんぼ坊や達4名と、初老のメンバー一人がオプションに参加しなかった。
僕たちはホテルまで連れ戻された。どこかへ出かけるにはホテルが勧める信用あるタクシーを利用すれば、問題ないとのこと。ホテルで小休憩をした。町中で昼食をとることになった。今にも雨が降りそうにしていたが、僕たちは連れだって、しばらく歩いた。
歩いていると、歩道に寝ぞべっている、痩せた犬がいた。ふと、思い出した。「中高年のダイエット。犬の散歩で犬が痩せ」。そんなことを思い出し一人笑いだ。おばあさんが、大きな敷物を広げ、なにか得体の知れない物体をいくつも置いていた。「何だろう?」と、僕ジャイアンが、首をかがめて見ようとすると、おばあさんが「しっ-、しっ-、これは売り物ではない」と、僕の体をはらいのけ、にらみながら怒るではないか。これにはジャイアンもびっくり。一緒に歩いていた、のび太君が笑うこと、笑うこと。僕は「不愉快だあーーーー」と、叫んでやった。
テクテク歩いていると、雨が降り出した。雨季だから仕方なかっぺ。僕たちはやむなくタクシーを拾い、町中のレストランまで案内してもらった。大きなレストランだ。奥までずっと、部屋が続いている。通路の脇には、総菜のたぐいが所狭しと並べられていた。僕たちは5人。天井が透明のガラス張りになっているテーブルに案内された。小気味よくガラスを雨が叩く。なかなか風流だ。
おっと、そこまでは良かったが、「おいおい、料理は何を注文するんだあーー?」と、慌てること常のごとし。言葉が通じない。
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