とっちゃん坊や達の旅(20) 昼食を終えて。
昼食を終え、とっちゃん坊や4人と、初老のメンバー1人、総勢5名は昨日来た郵便局と教会のある場所まで、きょろきょろと横見をしながら歩いた。郵便局の広場までやってきた。いた、いたあー。昨日のハガキ売りの少女?いや、立派なレディーが。僕、ジャイアンの顔を覚えていたのか?、つかつかと寄ってきた。「ハガキはいらないよ」と、何度も断るが、「買って、買ってえーー」と、せがまれる。ジャイアンはこういう場面に弱いんだよなあーー。

ネズミ男君が「行くぜえー」と僕を促した。僕は「あーーーとーーーでーーー」と彼女に言って、その場を離れた。皆、もう一度、郵便局の中へ行くようだ。ゆっくり土産でも買いたいのだろう。昨日は時間がなく十分に見れなかった。のび太君は従業員への土産なのか?。コンパクトなミラーケースみたいな物を、10個ばかり買っていた。なるほど、荷物にならず、もらって喜ばれる一品か?。ネズミ男君は「おいらは何にも欲しい物はなかばい」と言って、機嫌悪そう。僕ジャイアンは、例によって昨日も買ったが、大きい直径19ミリはありそうな、ビー玉のごときブレスレットを2個購入した。

売り子の女性がかわいかった。僕がツウーショットの写真を所望したところ、彼女は快く応じてくれた。僕、ジャイアンは勢い余って、彼女の肩に手をかけ、「ぐいーーーつ」と引き寄せたところ、最初は恥ずかしがっていたが、後はすんなり、僕のなすがまま。僕の胸に顔を埋めたっけ。うつしっしー。ネズミ男君がにらみながら、「ほら、いやがっているじゃないか」と言う。「あああっ、神様仏様、僕の罪を許したまえーーー」と言いそうになったが、言わなかった。

のび太君が「あんた、ブレスレット、誰にやるとねえーー」と聞く。僕、ジャイアンは言ってやった。「誰にもやらないよ。僕が服に合わせて変え替え、装着するんとい」と。「ふーーーーーん」と、のび太君は、いいぶかしそうな表情をした。まあ、それはいいか?。一休さんは、あれこれ物色していたが、何を買ったかは分からない。初老の紳士は、ただじっと、我々の様子を観察していた。きっと、能天気な輩達と思っているにちがいない。

郵便局を出た。またまたハガキ売りの女性につかまった。僕はやむなく、日本円でいくらだったっけ?。覚えていないが、ハガキを買ってしまった。僕は彼女に英語で聞いた。「ねえ、時間あるなら、今から我々のガイドをしない?」って。
彼女はまんざらそうでもなかったが、僕、ジャイアン以外の、とっちゃん坊や達は、反対の意向。僕をほったらかしにして、先へ歩いて行く。僕は彼女に別れを告げ、彼らに従った。


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