昨夜はのび太君と、チャリティーコンサートへ行った。コンサートの出し物は津軽三味線と和太鼓による演奏、更に、知己の女優さんのひとり芝居が演じられた。その女優さんは数年前、我が家でも、じっちゃん、ばっちゃん達を集めて、「花いちもんめ」という演台でひとり芝居を演じてもらった人である。じっちゃん、ばっちゃん達の、「わおーーーん、わおーーーん」という泣き顔が印象に新しい。僕も思わずもらい泣きした。

実は、のび太君が4年前だったか、発起人となり、県木である楠木を体をはって守り抜いた「楠木ばあーさん」の主役を彼女に演じてもらった事がきっかけで、彼も僕も知り合いになったわけである。のび太君は悪徳業者となり、楠木を切ろうと、威勢良く台詞をまくしたてていた。いやああ、なかなかの名演技だった。「あんた、役者に転向したら?」と言ったことよ。僕にも出演しないかとの声も掛かったが、木の弱いジャイアンのこと、その勇気はなかった。

ところで、昨夜の津軽三味線と和太鼓の演奏もすばらしかった。何でも、津軽三味線はまだ150年くらいの歴史しかないそうだ。沖縄の三線は450年ないし500年の歴史があるらしい。のび太君やジャイアンの関心事は、もっぱら京都あたりで奏でられる三味線。これも400年くらいの歴史があるそうだ。「チン・トン・シャン、おいでなまっせ。寄って行きなまっせ」と、白魚のような手で招かれると、「およよよーーーーっ」と、すぐ、足がそちらに向かってしまいそうだ。

又,今まで知らなかったが、津軽三味線の胴には、猫の皮ではなくて、犬の皮を張るそうだ。これにはびっくりだ、。また沖縄の三線の胴には蛇皮(じゃひ)を張るらしい。従って蛇皮線(じゃひせん)とも言うらしい。

さてさて、昨夜も女優さんは泣かせてくれました。薄汚れたもんぺ姿のおばあさんを彼女は演じていた。両親と共に小さい頃、満州へ渡り、戦争の惨禍をやっとのことで生き延びて、両親と別れ、中国へ残留した女性の慟哭を描いた作品である。まん丸いお月様を仰ぎ見、「故郷へ帰りたーーーい」と叫ぶ女性の姿がいかにも哀れで、のび太君も僕、ジャイアンも、そっと、涙を拭いた事よ。主役の女優さんはまだ若いが、中腰になったり、しゃがみ込んだりで、結構、体力を消耗しただろう。本当にお疲れ様でした。

明日は、劇団員さんを含め20数名で忘年会がある。多分、主役の女優さんも来るだろう。この日記をコピーして渡そうと思っている。おっと、そうそう、明日は、ネズミ男君も参加することになっている。ネズミ男君のバージョンで、中村雅俊さんん「ふれあい」という歌を聞きたいものよ。僕ジャイアンは、もちろん、山口百恵さんの「秋桜」。「薄紅の秋桜が秋の日の何気ない日だまりに揺れている・・・・・かあちゃーーーん」と叫んでみたい。のび太君、うんんんんん、彼は甘い声でブルースでも踊れそうなクラブ曲を歌うだろう、



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