今日は九月九日、重陽の節句だ。娑婆世界では、救急の日と言うらしい。僕に言わせれば、九九、八十一ってところか。小学校時代、必死になって覚えたことを思い出す。

おっと、今日はそんな話をするつもりではない。例によって、雑草刈りの話である。一昨日は、ネズミ男君と小一時間ばかり、ガードレール下の雑草を刈った。その後、いつものごとく、小料理屋「梓」へ行き、食べて、だべることひとしきり。

この店では、ネズミ男君が勘定を持つことになっている。僕、ジャイアンが、よく食べるので、ネズミ男君が言うではないか。「あんたよく食うなあーー。高い物ばかり食べているじゃん。おいらが持つからなあーー。無理してんじゃない?」と、怪訝そうな顔をしている。ママさんは、そんな話を聞きながら、ただ、ほほえんでいるだけ。勘定書きがネズミ男に渡された。彼は、その紙片を隠すように見て、にっこり笑った。思ったより安かったのだろう。ネズミ男君が言った。「ママ、残金で焼酎のキープを一本いれとくから」って。えらく太っ腹だ。「おい、おい、まだボトルが半分くらい残っているぜ」と、僕、ジャイアンが言うと、「いいの、いいの」と言って、目玉を丸くして笑った。

まあ、ネズミ男君の魂胆は、この後、二次会、三次会で僕、ジャイアンに、たっぷりお世話になるから、安心、安心ということだろう。やんなっちゃうぜ。安心しきったネズミ男君は、な、な、なんと、カラオケで三回、ぞろ目を出した。冷静な心が、機械を感動させたのだろう。

僕は一回だ。僕、ジャイアンの分を含めて、ネズミ男君は4個の景品をゲット。靴下二足、パンツ一個。チョコレートワンケース。

にっこり顔のネズミ男君は、急にカウンターから見えるくらいに片足を上げ、ズボンの裾をまくり上げた。「ママさん、見て。これここでもらった靴下だよ」と言って、ぴったりフィットしている靴下を指さした。僕、ジャイアンは「ふーーーーん」と、横目で見ただけ。ママはうれしそうにほほえんでいた。

まあ、靴下もパンツも数回はけば、ゴム紐が緩んで、あとはぞうきんになるのが目に見えているぜ。負け惜しみの僕は内心、そんなことを思って、ほくそえんだ。まあ、いいだろう。彼が喜ぶことなら、僕も喜んでやらなくちゃーー・

ところで、今日も2時間ばかり、一昨日のやり残しと、あらたに、庭の雑草を刈った。いやああ、2時間も労働すると、さすがにきついぜ。日記には雑草刈りの事をよく書くので、「人は本当にやっているの」と、疑いの念を抱いているかもしれない。ということで、雑草刈りの風景をデジカメに収めた。ちらっと、掲載しておこう。

世の中の事もいろいろと書きたいが、なぜか、希望が見いだせず、書く気になれない。「明日という日は明るい日と書くのね」。早く、そんな明日を迎えたい。








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