いよいよ九月も終わりに近づいた。そんな中、昨夜はスーパームーンということで、満月の月が地球に一番近づき、五百円玉ほどに大きく輝いた。世間ではこの月を眺めて大いにわいたようだ。

そこで、一句浮かんだ。小林一茶の俳句ではないが、「スーパームーンを取ってくれろと、泣く子かな」。いやあああ、いい句だ。今度は来年の11月14日に見れるらしい。

僕はスーパームーンという言葉が好きでない。なんとなれば、「スーパーウーマン」という言葉をすぐ連想してしまうからだ。強面の山の神の顔が、目頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えーーー。ネズミ男君なら「わおーーーーっ。あな恐ろしや。やめてよおーーー。」という事になるか?。

ちなみに昨夜、ラジオを聞いていたら、「スーパームーンを日本語に訳したらどうなるか」という問いに、あちこちから訳語がよせられていた。具体的な言葉は忘れたが、大きくて美しいというイメージが一番多かったようだ。

そこで僕も考えてみた。「あなたとわたしの月で、あなわた月。心が和むから和み(なごみ)月。来年まで見れなくなるから名残月。かぐや姫が帰るところで、かぐや月。金貨のようだから金貨月。つきが回ってきてほしいと願い、運月」。うーーんんんん、運どころか、どれもこれも発想が貧弱だぜ。やめておこう。

とろで、27日は十五夜だった。子供の頃、母が二階の廊下にススキと団子を供え、窓を開いて満月の月を眺めた事を思い出す。その頃、僕の関心事は月よりも団子を食べたいという衝動で一杯。風流心なんてみじんもなかった。今は、母もいなくなり、十五夜の月を眺めると、当時を思いだして無性に悲しくなる。

さあ、でかけよう。母を乗せて。あの月に向かって。






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